マーケツール「b-dash」提供のフロムスクラッチ、KKRなどから100億円調達

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7月からブランドキャラクターとして堤真一さんを起用している

マーケティングツールb-dashを提供するフロムスクラッチが100億円の大型調達を公表する。日経が報じた通り、米大手投資会社のKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)やゴールドマン・サックスなどが出資に応じた。

シリーズDラウンドにおける第三者割当増資の引受先となったのは既存投資家のDNX Ventures、Rakuten Ventures、リンクアンドモチベーションと、新規投資家としてKKR、ゴールドマン・サックス(ジー・エス・グロース・インベストメント合同会社)、ジャパン・コインベスト、大和企業投資、SFV・GBの合計8社。

リードはKKRアジアが務め、本ラウンドで100億円の内40億円を出資した。KKRから日本スタートアップへの出資がこれが初で、同社の累計調達額は145億円となる。調達した資金はアジア進出を足がかりとするグローバル展開、および新規事業の強化を目指した人材採用の強化に使われるほか、同社が開発を進めるデータ統合技術「Data Palette」の導入も推進する。

Data Paletteは企業におけるデータマーケティングの課題であった、膨大なデータの統合・変換などの付帯作業を効率化するもの。通常、データ活用型のマーケティング自動化作業を実施する場合、SQLなどデータベース言語などの専門知識が必要とされるためハードルが高かった。Data Paletteではこういった専門技術がなくともb-dash上で直感的にデータ操作が可能になる。テスト導入した企業では36時間かかったデータ整理の作業が3時間ほどに短縮される実績も出ている。

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