ご飯を何杯もおかわりさせられてしまう中毒性ふりかけ「ちりめん山椒」を自作する

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ちりめん山椒が好きすぎる

ちりめん山椒 。

これさえあれば、白ご飯が高級料理に。

これさえあれば、どんな日本酒もワンランクアップのおいしさに。

冷蔵庫にちりめん山椒が入っていれば、それだけでリッチな気分に。

 

世にふりかけはたくさんあるけど、高級感といい、味といい、ふりかけ界最強なのは、ちりめん山椒なのではないでしょうか(個人の意見です)。

 

でも、ちりめん山椒ってけっこう高いんですよね。京都のお土産にいただくと、大喜びですぐ食べ尽くしてしまいます。そこで、自作してしまうのです。

 

京都のちりめん山椒は高級品。自分で作れば約半額

京都の老舗のちりめん山椒、とてもおいしいのですが、ちょっとお高いのです。以前お土産でいただいたものを自分で買おうと調べたら、60g入りで1,080円でした。

 

それが、スーパーで買った材料で自分で作ると大体半額くらいで作れます。今回はちりめんじゃこを80gを使って、出来上がり量は120gになりました。

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【材料】(出来上がり量120g)

  • ちりめんじゃこ  80g
  • 実山椒      大さじ2(好みで増減可)
  • 日本酒      120cc
  • みりん      大さじ1
  • 砂糖       大さじ1
  • 醤油       大さじ2(塩漬けの実山椒を使う場合は大さじ1)

 

自分の作りやすい分量で作ります。実山椒の量はお好みで。上記の分量は市販品よりやや多めです。せっかくなので、自分好みのちりめん山椒を作りましょう。

 

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スーパーで売っていたちりめんじゃこです。生のしらすではなく、乾燥させたタイプです。80gで570円。

 

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実山椒。今回はスーパーで生で売っていたものを自分で下ごしらえして冷凍していたものを使いました。私が買ったときはこの5倍くらいの量で213円でした。1回分 約42円。

実山椒はスーパーなどで売っていなければ、ネット通販などでも入手できます。

 

実山椒の下ごしらえ

生の実山椒を使う場合は、自分で下ごしらえをします。下ごしらえをした状態で冷凍したものや、塩漬けの瓶詰めも売っているので、それらを使っても大丈夫です。

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  1. 実山椒は小枝がついた状態で売っているので、一つひとつ取り除いてバラバラの状態にする
  2. たっぷりの湯を沸かし、塩を大さじ1程度入れ、約6分間ゆでる。実山椒が指でつぶれるくらいの柔らかさになったら、ザルに上げる
  3. ボウルにたっぷりの水を入れ実山椒を30分から4時間さらす。長くさらすほど辛味が抜けるので味見をして好みの味になるところまでで止める。水は1時間毎くらいに替える
  4. 実山椒をザルに上げ、キッチンペーパーなどで水気を取る

下ごしらえの終わった実山椒は、冷凍で1年間くらいは保ちますので、小分けにして冷凍しておいて、いろいろな料理に使ってみるのもいいでしょう。

 

自分好みにカスタマイズできる「ちりめん山椒」の作り方

材料さえそろえば、作り方はめちゃめちゃ簡単です。

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ちりめんじゃこをザルに入れ、軽く水洗いします。

 

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調味料をすべて鍋に入れ、沸騰させます。

 

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沸騰したら弱火にして、ちりめんじゃこを入れます。

 

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底が焦げないように混ぜながら、ちりめんじゃこを炊き込んでいきます。

 

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味を含ませるような感じで、約10分。なるべく弱火で時間をかけて炊き込むと、ちりめんじゃこが柔らかく仕上がります。

 

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ちりめんじゃこが色付いて、煮汁が半分くらいになってきたら……

 

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実山椒を加えます。

 

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さらに5〜10分くらい炊き込んでいきます。

 

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煮汁が全体に均等に行きわたるように、よく混ぜながら炊き込みます。

 

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煮汁がほとんどなくなったら鍋を火から下ろします。

 

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バット、皿など、面積の広い平たいものに出来上がったちりめん山椒を広げます。

 

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食欲をそそる非常にいい香りが漂ってきました。

 

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1時間ほど置いて、粗熱を取り、残った水分も飛ばします。

 

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出来上がりです。実山椒多めなプレミアムな仕上がりに。

 

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煮沸消毒した清潔な容器に移します。

 

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冷蔵庫で約2週間保存できます(おいしすぎるので、2週間より前になくなってしまうと思いますが……)。

 

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瓶に入れると市販品みたいです。

今回の材料費は、ちりめんじゃこ 570円+実山椒 42円+日本酒 約60円+その他の調味料 約20円、合計 約692円で120gできました。京都のものが60g入りで1,080円なので、半額よりは少し高いですが、なかなかのコスパじゃないでしょうか?

安いちりめんじゃこを見つけた時につくるのもいいですね。

 

ほかほかの白ご飯にかけるてみる

まずは、そのままで味見。

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かみ締めるとピリッとした辛味に続いて、実山椒の爽やかな香りが広がり、最後にけっこうなしびれが。実山椒を辛めに仕上げて、しかも多めに入れているので、存在感が半端ない。これぞ、手作りの醍醐味(だいごみ)です。

日本酒がすすみ過ぎます。

 

そして真打の登場。

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白ご飯です。

 

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たっぷりかけます。

 

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ちりめん山椒がご飯で温まって、香りが立ってきます。

 

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味噌汁も添えたら、朝ご飯はもうこれだけでいいです。

 

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さて、いよいよ……

 

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軽く混ぜまして……

 

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いただきます。

 

……ふぅ。もう毎朝、これさえあれば満足です。

 

そして翌朝は、これです。

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黄身をオン。醤油をたらり。

ヤバいですね。こんなものが自宅にあったら、もう糖質オフなんて無理でしょう。

 

ちりめん山椒、ぜひ一度ご自身でも作ってみてください。どんなに炭水化物を控えたくても、ご飯を何杯もおかわりさせられてしまうこと間違いなしの「ハマる味」。やみつきになるうまさです。

 

書いた人:工藤真衣子

工藤真衣子

カメラマン。美しい女性が好きなのでグラビア、音楽が好きなのでライブ写真、映画やドラマが好きなのでテレビドラマのスチール写真、美味しい食べ物が好きなのでグルメ雑誌など、素敵なものを愛を込めて撮るお仕事をしています。趣味は美味しい料理を作って食べること。

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