旅の宿泊先を決めるとき、皆さんは何を重視してホテルを選んでいますか?

アクセスや客室、料金などに加えて朝食も大きなファクターではないだろうか。ホテルの朝食がバイキングだと、ついついテンションが上がってしまうもの。美味しければなおさらだ。

今回は、京都のご当地グルメを朝からたっぷり食べられる「アリストンホテル京都十条」の朝食バイキングを紹介しよう。メモの用意はできたかな?

・朝からサバ寿司食べ放題?

それはつい先日のこと。ひつまぶし食べ放題のホテルを名古屋で発見し、記事を執筆した中澤記者。そんな彼の Twitter に京都のあるホテルから連絡が。なんでも「ウチの朝食は鯖寿司が食べ放題です!」とのこと。

朝からサバ寿司が食べ放題とはおだやかではない。ということで珍しく早起きして、その味を取材してきたぞ。

改めて、今回紹介するのは「アリストンホテル京都十条」。最寄の十条駅までは京都駅から市営地下鉄でわずか3分ほどなので、観光で訪れる方にはアクセスの良い立地といえよう。朝食料金は1500円(税込)で、宿泊客以外も利用は可能となっている。


・肉厚サバのお出迎え

朝食券を購入してレストランへ。外国人観光客で賑わっており、このあたりは京都ならでは。

お目当てのサバ寿司は、なんと舟盛りスタイルでのお出迎え! 舟盛りキタァァァ!!

ホテルでの食事ってのはこうでなきゃいけないんだよ。盛り付けひとつで旅のテンションも変わるってもんだ。などと呟きながら寿司を取って席に戻ると……

ガチめのやつキタァァァ!

食べ放題ということで薄っぺらいサバが乗っていてもやむなしと思っていたものの、文句なしの肉厚っぷり。サバは軽く炙られており、皮には美味しそうな焼き目が。

一口食べてみると、脂の旨味が口のなかで弾け、炙りならではのコンガリとした皮の香ばしさも。こいつが朝から食べ放題だなんて……昼飯たべられなくなっちまうだろ、コラ!

バルサミコ酢を使用しているというシャリは、爽やかな酸味と甘みのある仕上がり。ジューシーで味の濃いサバと好相性だ。


・おばんざい万歳

サバ寿司以外のメニューも充実している。京野菜を使用したおばんざい、高野豆腐、だし巻きサンドなど、京都らしさを感じられるメニューが勢ぞろい。サバ寿司だけでお腹を満たしちゃうのはもったいないぞ。

特に食べてほしいのが、おばんざい。葉野菜の煮浸しや油揚げの辛子和えなど飾らないメニューが並ぶのだが、コレが美味い。手作りならではの、どこか安心する味だ。

だし巻きサンドは玉子がフワッフワの食感に仕上げられており、何個でも食べられそう。こちらの料理人さんは相当の手練れとお見受けした。

シメには自分で作る茶漬けをいただいた。ご飯の上に漬物や佃煮など好みの具材をトッピングし、昆布だしをかければオリジナル茶漬けの出来上がり。やっぱり朝に茶漬けがあるとうれしいよね。


・メニュー豊富でコスパ高し

他にも朝カレーや京野菜のポタージュ、サーモンの押し寿司など気になるメニューがたくさんあったのだが、満腹になってしまい手が回らなかった。品数の多さを考えると、1500円という金額に十分見合ったコスパといえるだろう。

「ホテルは朝食で選ぶ」という人にはオススメだ。京都旅行の際には参考にしていただきたい。

なお、おばんざいなどのメニューは季節や日によって変わるとのことなので、その点はあしからず。サバ寿司とだし巻きサンドについては、毎日用意されているぞ。

・今回紹介したお店の情報

店名 アリストンホテル京都十条
住所 京都府京都市南区上鳥羽勧進橋町23番地
時間 朝食は6時30分~10時(LO / 9時30分)

参考リンク:アリストンホテル京都十条「きょうとの朝ごはんバイキング
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼朝から寿司とは贅沢どすなあ

▼伏見とうがらし。地元の食材が食べられるのはうれしいね!

▼パンやベーコンなども用意されているので、洋食派の人も安心

▼カルパッチョ風のドレッシングで仕上げた蒸し鶏。おかわりしてしまった

▼お茶漬けは自分好みのトッピングでどうぞ!

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

日本、〒601-8112 京都府京都市南区上鳥羽勧進橋町23