カレーや卵かけご飯にも…ひとさじで料理上手になる万能調味料があった
冷蔵庫のすみっこに、ひっそりと置かれた賞味期限切れの調味料たち――。そうなりがちな調味料のひとつが、オイスターソースではないでしょうか?
チンジャオロースなど中華の炒めものに使ったあと、冷蔵庫にしまい込みがちですよね。
ところが、「オイスターソースは中華料理だけの調味料と思っていたら、大間違い。ひとさじ入れるだけで、なんでも美味しくしちゃうすごい調味料なんです」と言うのは料理研究家の青木敦子さんです。
青木さんは、著書『オイスタソースひと匙で「劇的においしくなる!」レシピ52』を上梓し、毎日の食卓でオイスターソースを隠し味として活用することを提案しています。
オイスターソースとは、カキの茹で汁を煮詰めた濃厚カキエキスに、砂糖(カラメルソース)や食塩、デンプン、酵母エキスなどをブレンドした滋味豊かな調味料(普通のスーパーで150gぐらいの小瓶が300~400円で買えます)。独特のうま味とコクがあり、和食でも洋食でも活用できるというのです。
「例えば、みんな大好きな卵かけご飯。お醤油の代わりにオイスターソースをかけると、まろやか~なとってもおいしい卵掛けごはんになります。味が全然違いますよ! ただ、ボトルから直接たらすと入れ過ぎてしまうので、必ずスプーンで受けてからかけてください」(青木さん)
また、煮込み料理の隠し味としても最適だそうです。
「隠し味としての本命はカレーでしょう。以前、料理雑誌のアンケートでプロが使う隠し味のナンバーワンがオイスターソースでした。できあがったカレーにひとたらしするだけで、ぐっとコクが増します。
シチュー、ポトフなどコクが欲しい煮込み料理ならなんでも使えて、じっくり煮込んで一晩寝かせたものと同等の風味を出すことができます」(青木さん)
なぜオイスターソースがプロも絶賛する調味料かいうと、あの独特のうま味には、食材同士を違和感なくまとめ上げてしまうという不思議な力があるから。青木さんは以前、テレビ番組で「生魚とチョコレート」というトンデモない組み合わせのレシピにチャレンジした際に、オイスターソースを使ってみたら、お刺身にあう絶品のチョコレートソースができあがったといいます。
以来、オイスターソースを研究し尽くし、「オイスターソースの食材同士を馴染ませる“調整力”はすごいのひと言!」と力説します。
青木さんが挙げる、オイスターソースの特長は以下のとおり。
<オイスターソースの実力6か条>
①和・洋・中華・エスニック・お菓子まで、ジャンルを問わずに使える
②食べた後のおいしさの余韻を深く、長く楽しめる
③他の調味料の個性をより引き出す
④驚くほど、いろいろな食材をつなぎとめる力を持っている
⑤醤油、塩、砂糖の代わりに使うと料理がまろやかになる
⑥魚や肉の生臭さをやわらげる
著書『オイスターソースひと匙で「劇的においしくなる!」レシピ52』を見ると、こんな料理にも合うの?と驚きます。
「定番の醤油や塩の代わりに使うと、ひと味違ったふか~い味を楽しめます。ぜひ、和食・洋食・エスニックにも、デザートにも使ってみてください!家族、友人、恋人から『料理の腕を上げたね』って絶賛されますよ」(青木さん)
実は、女子SPA!でも料理研究家・スギアカツキさんが、オイスターソースを使った海鮮丼や、オイマヨ(オイスターソース+マヨネーズ)を使ったきのこ炒めを披露しています。なるほど料理上手はみんな使ってるんですね。
<文/女子SPA!編集部>
卵かけごはんやカレーの隠し味に、オイスターソースをひと匙
一瞬で「料理がうまくなった」と褒められる?
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