魚なしでもオクラを使えばなめろうテイスト、「オクラのなめろう」は丼飯にのっけてもグッド【ツジメシの付箋レシピ】

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こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。

「なめろう」は青魚をみそやネギ、ショウガなどと粘りが出るまで包丁でたたく房総半島の漁師料理。アジやイワシなどで作るのが一般的です。

魚の美味しい居酒屋さんに行くと、その他にも様々な魚介類のなめろうがあったりして楽しいです。僕が無類のなめろう好きなもので、見かけるとついつい頼んでしまいます。

そんななめろう好きが高じて生まれた、今回の「オクラのなめろう」。野菜で作って果たしてなめろうといえるのか、という疑問もありますが、オクラのねばりとみその味が珍味っぽくてお酒のアテにぴったり。そのまま酒の肴によし、ご飯と一緒に飲んだシメにもいいですよ。もちろん丼にしても美味しいです。

丼にするまでのレシピメモはこんな感じ。

 

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ツジメシの「オクラのなめろう」

【材料】(作りやすい量。つまみと軽めの丼にできるくらい)

  • オクラ 1袋分(7~8本、80g程度)
  • きゅうり 長さ3cm分
  • しょうが 粗みじん切りで小さじ2
  • みそ 小さじ2

 

作り方

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1. オクラは塩小さじ1/2(分量外)をかけ、軽くこすりあわせて産毛を取り、塩がついたまま熱湯に入れて茹でる。30秒ほどで色が鮮やかになったらざるに上げ、さっと冷水をかけてそのまま冷ます。

 

2.きゅうり、しょうがは皮ごと粗みじんに切る。

 

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3. オクラが冷めたらヘタを切り落として小口切りにし、包丁でたたく。オクラが細かくなったら味噌を加えたたき、さらに細かくなったらしょうがを加え最後にもう一度たたく。

 

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4. きゅうりを加えてよく混ぜて完成。(食感を生かすためにここでは叩かない)

 

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写真からもねばりが伝わってくる「オクラのなめろう」。仕上げに、しょうがの千切り(分量外)をのせるとすごいアテ感が出ます。

 

具材をちょい足しして「オクラのなめろう丼」に

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そのままご飯にのっけても十分に美味しい「オクラのなめろう」ですが、味の幅が広がるように少しだけ具材を足して「なめろう丼」にもしてみました。夏の丼のレパートリーにぜひ!

【材料】

  • オクラなめろう 適量
  • ご飯 適量
  • 釜揚げしらす ご飯茶碗一杯分に対して大さじ1程度
  • 白いりごま 適量
  • 玉子 1個

 

作り方

1. ご飯にしらすと白いりごまを混ぜる。

ご飯は硬めに炊いたものか、麦飯(米ともち麦を6:4くらいで炊いています)がおいしい。

 

2. 1にオクラのなめろうをのせ、卵黄をのせる。

なお、残った卵白は泡立てて、丼の底に入れてからごはんを盛るのがおすすめです。泡立てると卵白のどろっとした感じがなく水っぽさも減り、上に熱々のご飯をのせると半熟状になって美味しく食べられます。詳しくはこちらに↓

www.hotpepper.jp

清涼感と食感を出すためきゅうりを入れていますが、魚のなめろうと同様に長ネギを使っても、ミョウガやカイワレを添えても美味しいです。

白いつぶつぶが見えるのはオクラの種。和食店なら取り除くところでしょうが、オクラの粘りで特に歯に当たる感じも気にならないので、今回はそのままで問題ないと思います。

みその量は家で使っているものに合わせて量を調整してくださいみそが多いと夏場はやや暑苦しい味付けになるので、やや薄めにしておき、食べる時にしょう油少々(分量外)で味を補うくらいがいいと思います。

 

作った人:ツジメシ

ツジメシ

本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。

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