おはようございます、豆まきはまだしておりません ザキヤマです。


先日書いたサイバーエージェントの2020年9月期1Q決算ですが、今回はネット広告事業にフォーカスしたいと思います。フォーカスといっても業績というより、担当従業員1人当たりの生産性についてです。

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出典:サイバーエージェント2020年9月期1Q決算説明会資料

今回の決算資料を読んでいると、上記のように ネット広告事業の人員が少し減少をしているのがわかります。(サイバーエージェント全体としても減少しておりますが。QonQ67名減の5,215名※12月末)  そんな中で今回ネット広告事業が好業績を残しており、少し整理したいと思います。


サイバーエージェント_ネット広告事業2020

過去2年間のネット広告事業の人員推移と売上・営業利益の推移となります。2020年9月期1Q売上673億円はQ売上過去最高、営業利益56億は過去2番目に高い数字となっております。

<2020年9月期1Qネット広告事業>
売上高:673億2,200万円(YonY+8.1%)
営業利益:56億6,200万円(YonY+33.7%)
営業利益率:8.4%
従業員数(人):1,819(YonY-3.3%)

1人あたりQ売上高:3,700万円(YonY+11.9%%)
1人あたりQ営業利益:310万円(YonY+38.4%)


まず業績を整理すると上記通り。1人あたりのQ売上高は3,700万円、1人あたりQ営業利益310万円となっております。各種伸長率をYonYとQonQで表すと以下の通り。

<2020年9月期1Qネット広告事業>
従業員数:QonQ -3.4% YonY -3.3%
売上高:QonQ +6.3% YonY +8.2%
営業利益:QonQ +15.3% YonY +33.8%
1人あたり売上高:QonQ +10.1% YonY +11.9%
1人あたり営業利益:QonQ +19.3% YonY +38.4%

人員が減少したにも関わらず各種数字が伸びており、生産性が向上しているのがわかります。特に利益面が大きく上がっております。ネット広告事業の決算をずっと見続けておりますが、着実に伸ばし続けていることに驚きで、改めて強い事業および体制だと感じます。今期の業績もですが、従業員数や生産性にも改めて注目してみたいと思います。

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