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Amazonの従業員が学ぶ伝わる文章構成の極意

こんにちは、Choimirai School のサンミンです。

【主要なアップデート】
(2023.10.01)ベゾス氏がパワポを禁止した理由を語った動画を追加
(2020.05.11)Blitzscaling、ビル・ゲイツのコメントと英語版リンクを追加
(2020.05.11)知的生産の技術に関するコメントを追加


0  はじめに

▲アマゾンの社内プレゼンテーションで、パワーポイントの使用が禁止されているのは、かなり有名な話。

会議では、冒頭のおよそ15~20分間、参加者全員にドキュメントを読むための時間があてられる。ドキュメントは6ページと長い場合も多く静まったミーティングルームで参加者が黙々とドキュメントを読む雰囲気はかなり緊張感が漂っている。

その後、基本的にはページごとにドキュメントの提案者が出席者からの質問に答えながら、さまざまなフィードバック、アドバイスを通して議論を重ねていく

文章を書く能力が重要視されているAmazon。そこで働いている従業員が学ぶライティングのTIPSがツイッターに投稿されていましたので簡単に紹介させていただきます。事業計画を書く時など、大変参考になると思います。

主な内容は、

1  TIPS1:概要

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■ 一つのセンテンスは短く、単語数は30個未満
■ 形容詞は避けて、データで置き換える
■ 漠然とした言葉を無くす
■ 伝えるべき価値がある文章を書く
■ 質問には、4つの回答方法のいずれかで答える(はい、いいえ、データ、わからない)。わからない時はフォローアップをすると伝える。

形容詞(意見)を避けて、データで置き換える考え方は「ブリッツ・スケーリング」を読んでもよくわかる。「会社をスケーリングするうえでデータの役割は何か?」と聞かれてベゾスはこう答えたようです。

▼「データは経営プロセスに不可欠な要素だ。意見で決めるなら、私の意見が常に勝つ。しかし、データは意見に勝つ。だからデータを持ってこい。

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ブリッツスケーリングはビル・ゲイツも絶賛している良書です。

「驚異的な急成長を成し遂げた企業の事例と手法を解説しており、その重要性はいくら強調しても足りない」ービル・ゲイツ

2  TIPS2:形容詞や副詞を無くす事例

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3  TIPS3:漠然とした言葉を無くす事例

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4  TIPS4:短くわかりやすい文章を書く事例

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5  まとめ

短くわかりやすい文章を書く上で、形容詞や副詞を避けて、データを用いることはとても大事です。形容詞や副詞は人によって解釈も大きく異なる。自分の意見を裏付けられるデータがあればより説得力のある文章が書けるはずです。

英作文にご興味のある方はこちらの note(有料)も参考にしてください。

また、今回の note が参考になった方には梅棹先生の「知的生産の技術」もオススメしたいです。1969年に発売された本ですが今読んでも学びが多い一冊です。まだの方はぜひ!

「発見」には、いつでも多少とも感動が伴っているものだ。その感動が冷めやらぬうちに、文章にしてしまわなければ、永久に書けなくなってしまうものである。ー知的生産の技術、から


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