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【速報】2020年5月コアアルゴリズムアップデートの変動事例

先日5月5日頃、2020年に入って2回目のコアアルゴリズムアップデートが行われました。
日本ではアップデート予告も変動もゴールデンウイーク中のことでした。

この記事では今回のコアアルゴリズムアップデートによる変動事例をまとめました。

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5月コアアルゴリズムアップデートの予告と変動観測

近年はコアアルゴリズムアップデートの直前に予告がされるようになっています。

今回の予告は日本時間で、5月5日の未明に行われました。

サクラサクラボでは、同日夕方頃より中変動、翌6日未明より大変動を観測しました。

その後7日午前中には変動レベルは通常程度に落ち着きましたが、およそ1日半にわたって中程度以上の変動が続いていました。

今回のコアアルゴリズムアップデートでもこれまでと同様、変動はYMYLやE-A-Tがポイントになっていました。

E-A-TとYMYLとは

YMYL

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」のことです。YMYLに関する内容は、検索ユーザーの人生に大きな影響を与える可能性が高いため、Googleも検索結果の品質を非常にシビアにチェックしています。

コアアルゴリズムアップデートが行われると、GoogleがYMYLとしているカテゴリの中でも特に健康やお金に関するカテゴリで大きく変動する傾向が見られ、今回のアップデートでも顕著に変動が見られた部分となります。

YMYLについて詳しくは、「Googleが重視するYMYL分野のSEO対策」をご確認ください。

E-A-T

E-A-Tとは「Expertise(専門性)Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとったもので、Googleがページを評価する際の【最重要項目】としている指標です。それぞれの概要としては以下のとおりです。

・Expertise(専門性)
トピックに関する専門性を有しており、ユーザーに有益な内容になっていること

・Authoritativeness(権威性)
専門的な他者から評価されるような内容であること

・Trustworthiness(信頼性)
誰が見てもコンテンツの内容が信頼できること

コアアルゴリズムアップデートでは、E-A-Tがあるかどうかはもちろんのこと、E-A-Tを有していることをGoogleがわかるようになっているかが非常に重要なポイントです。

詳しくはこちらの「Googleが最重視するE-A-Tを高めるための対策」に記述しておりますので、併せてご覧ください。

アップデートにおける変動カテゴリ

最も変動が大きかった6日の変動カテゴリを調査したところ、以下のようになりました。
アップデート変動カテゴリ202005

赤字:医療健康系
青字:お金系

コアアルゴリズムアップデートでは健康系やお金系の変動率が高くなる傾向にありますが、今回は特に健康系の変動が高いという結果が得られました。

ペットカテゴリに関しても、ペットの健康に関するキーワードが含まれており、弊社分類では他の健康系カテゴリと類似の変動傾向となることが確認されています。

以下では個別の変動事例を紹介します。

アップデート変動事例

今回のアップデートにより、順位が上昇または下落した事例をご紹介します。

美容系

  • キーワード:美容クリニック系KW
  • サイト種類:大手美容クリニック
  • 変動推移:上昇

美容クリニック系KW変動事例

ほとんど可視化されておらず、検索数も多いビッグワードにて突如10位以内にランクインした事例です。
今年1月のコアアルゴリズムアップデートと同様、大手美容クリニックサイトの順位が上がりやすい傾向が見られました。

医療系①

  • キーワード:疾患系KW
  • サイト種類:食品・医薬品製造業
  • 変動推移:下落

疾患系KW変動事例

市民と関わりの深い疾患に関わるKWで、有名企業サイトが下落した事例です。
ただしこの場合、変動差が大きくないため他サイトの評価向上による下落である可能性もあります。

医療系②

  • キーワード:医療系求人KW
  • サイト種類:求人サイト
  • 変動推移:上昇

医療系求人KW変動事例

    検索数・競合度も高い医療系求人キーワードです。
    もともと1ページ目にランクインしていたキーワードではありますが、上位の評価の高い複数サイトを抜いて1位になった事例です。

    医療系③

  • キーワード:クリニック名
  • サイト種類:クリニック公式サイト
  • 変動推移:上昇

クリニック名KW変動事例

このサイトでは、Googleが提唱するE-A-Tが表現できていないためか、クリニック名で上位表示できていませんでした。
2018年8月のアップデート以降このように公式名でランクインしていない例も多く見られるようになり、クリニックをはじめとするローカルビジネスには致命的になる場合もありますが、これはアップデートによって上位表示できた事例です。

法律系

  • キーワード:民事系ワード
  • サイト種類:法律事務所
  • 変動推移:上昇

法律系KW変動事例

健康系に混ざって法律系KWも変動率の高いカテゴリとなっていました。
これは法律事務所の順位上昇事例です。

お金系

  • キーワード:クレジットカード系KW
  • サイト種類:企業運営アフィリエイトサイト
  • 変動推移:下落
  • クレジットカード系KW変動事例

    近年は公式サイトが上位表示する傾向が高く、アフィリエイトサイトは苦戦が強いられることも少なくありません。
    これは企業が運営していて運営者が明らかなケースでも下落した事例です。

    お金系

  • キーワード:クレジットカード系KW
  • サイト種類:企業運営アフィリエイトサイト
  • 変動推移:上昇
  • クレジットカード系変動事例2

    前述の事例と同じくカード系のキーワードですが、別サイト別キーワードで、反対に上昇した事例です。
    E-A-Tを担保・表現しにくいアフィリエイトサイトには厳しい状況とはいえ、アフィリエイトサイトだからといって必ずしも下落するわけではありません。

    追記:2020年8月11日頃の変動について

    8月11日に大きな順位変動が起こり、コアアルゴリズムのアップデートが行われたのではないかと騒ぎになる一幕がありました。
    しかしこの件に関してGoogleはインデックス不具合によるバグであったことを認めており、コアアルゴリズムのアップデートではなかったことがわかりました。

    この追記を行った2020年10月現在、5月を最後にコアアルゴリズムアップデートが行われていないため5カ月以上のインターバルが空いており、やや長い空白期間となっています。

    まとめ

    コアアルゴリズムアップデートではEATに関連した要素の変更が多く行われていると考えられ、E-A-Tが重要なYMYLキーワードにおいて変動が大きい傾向があります。

    今回のコアアルゴリズムアップデートは、世界的にコロナウイルスの感染拡大が問題となっているさなかであり、Googleはアップデートを避けるのではないかという憶測もありましたが、結局実施された形となりました。
    背景として、新型肺炎をはじめとする信頼性の高い医療情報を届けることの重要性は高まっており、Googleがそれに応える形でアップデートに踏み切った可能性があります。
    そうだとすると健康系KWの変動が特に高かったことも不思議ではありません。

    今回の変動でも、E-A-Tが高いと考えられる大手や公式サイトの順位上昇事例も見られましたが、そうでないサイトであっても、E-A-Tが備わっており、それを表現できているサイトであれば依然としてチャンスがあると考えられますので、時間はかかるものの長期的な視野を持って取り組みを続ける必要があります。

    関連記事

    前回(1月)のコアアルゴリズムアップデート変動事例
    https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/january-2020-core-update-fluctuation

    Google検索で順位が下落したときの原因とSEOによる対処法
    https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/seo-droprank

    Googleが最重視するE-A-Tを高めるための対策
    https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/e-a-t

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      執筆者 / 監修者

      ねぎお社長 (根岸雅之)
      サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
      サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

      1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

      SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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