ハイテクなのに、ローテク。
アメリカで着々と勢力を広げているAmazon(アマゾン)のレジなし店舗「Amazon Go」ですが、ここにきて現金支払いにいずれ対応するという、興味深い事実が判明しました。
なお、通常Amazon Goでは現金を使う必要はありません。ピックした商品はセンサーで自動検知され、ゲートを通って外に出る際に自分のAmazonアカウントから商品代金が引き落とされます。実に、スマートなシステムです。
それではなぜ現金支払いを受け付けることになるのか…というと、海外メディアのThe Vergeによれば、「キャッシュレスビジネスは、そこにアクセスできない貧困層への差別につながる」という批判があるそうなんです。確かに、オンラインのAmazonでの買い物すら無縁、という方がいることも十分想定できますね。
CNBCの報道によれば、現金支払いの受付はすぐには行なわれず、またどのようなシステムが導入されるのかも不明です。日本のレジのように、ジャラジャラっと硬貨や紙幣を投入できるマシンが投入されるのでしょうか?
このような批判が登場し、またそれにあわせた改変が行なわれるのも、Amazon Goがいずれ当たり前の店舗として受け入れられることを示唆しているのかもしれませんね。