ニュース

ダイキン、ルームエアコン連動型見守りシステム。在室状況の確認や熱中症対策に

Daikin Support Life(ダイキンサポートライフ)

ダイキンは、スマートフォンアプリから在室状況が確認できるルームエアコン連動型見守りシステム「Daikin Support Life(ダイキンサポートライフ)」を5月15日に発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は55,000円(工事費別)。

対応のルームエアコンと、専用のセンサーデバイス「見守り機能付き無線LAN接続アダプター BRP087A41」、スマートフォンアプリ「Daikin Support Life」を連携させて利用する。センサーデバイスは、電源コードを同社の対応ルームエアコンと接続することで動作する。一人暮らしの高齢者と、その家族に向けたシステムだという。

センサーデバイスには、ドップラーセンサーを搭載。マイクロ波のドップラー効果により、人の動きや脈拍、呼吸を検知し、室内の人の在否、就寝・起床の状況を解析する。

センサーデバイスとスマホアプリを組み合わせたシステム
エアコンの横に設置する

解析した情報はアプリに送信され、約10分ごとに更新される。アプリ上で1週間の生活リズムを一覧でき、最大1カ月分を確認可能。スマートフォンから離れて暮らす家族の様子がわかり、安心だという。

アプリでは、最大10台のセンサーを一括管理できるため、複数の部屋の状況を把握できるほか、老健施設などでも活用可能。センサーの検知範囲は、水平・垂直方向30度。直線検知距離は6m。

ドップラーセンサーで在室、就寝状況を検知

対応ルームエアコンとの連携機能では、センサーが検知した温湿度に応じてエアコンの運転を自動制御する。在室時に温湿度が熱中症の警戒が必要な値に達すると、自動で冷房運転を開始するなど、温度変化に気づきづらい高齢者の熱中症対策に役立つとしている。

このほか「おやすみ制御機能」も備える。センサーが就寝を検知するとエアコンが温度制御を行ない、快適な睡眠環境に調整するという。

同社は本システムを通じて、他人に迷惑をかけたくないと一人暮らしをする単身高齢者が増加するなかで、離れて暮らす親の様子を毎日の電話で確認する家族の負担や、過度に干渉されることに対する親のストレスを軽減するという。

無線LANの規格は、IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)。アプリの対応OSは、Android 6.0.1以降/iOS 12.0以降。対応エアコンは、2018年モデル以降の同社製の壁掛形ルームエアコン(Eシリーズ、KXシリーズを除く)。

離れていても、アプリ上で在室状況を確認できる