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ステフィン・カリー、NBAファイナル第2戦での超絶3Pについて「感覚に委ねた」

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6月3日(日本時間4日)にオラクル・アリーナで行なわれたNBAファイナル第2戦は、ゴールデンステイト・ウォリアーズが122-103でクリーブランド・キャバリアーズを下し、第1戦から2連勝を飾った。試合後の会見で、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンがメディアからの質疑に応じた。

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――クレイ、ステフは9本の3ポイントショットを決めてNBAファイナル1試合での3P成功数で新記録を樹立した。9本の3Pの中には、信じられないようなショットもあった。ショットクロックぎりぎりで決めたものもあった。今日ステフが決めたショットの中でお気に入りは?

トンプソン: この会場にいた全員が一番驚いたショットかな。ショットクロックが残り7秒くらいになって、彼は後退し続けていた。どうやったのかわからないけれど、彼はボールを放った。決まる可能性はないと思ったよ。でも、あのショットは勝負を決める類のもので、試合の流れを完全に取り戻せた瞬間だった。そのショットでリードが14点に広がったと思うのだけれど、お気に入りはそのショットだね。ネットを通過した瞬間は、ただただ良い光景だった。

――ステフ、後退しながらどうやってショットを放っている? それに、無理な体勢で打ったショットが成功することで、対戦相手をどれくらい意気消沈させていると思う?

カリー: あの状況では、スペースを見つけようと思った。最初はレイアップを仕掛けようと思ったらボールをファンブルしてしまって、相手のディフェンスがどこにいるか把握しようと思った。目の前にはケビン・ラブがいて、ドリブル中にボールを失いそうだったから、あの状況では後退しながら打つしかなかった。

どんな場面でも、あらゆるショットにトライするけれど、あの場面ではフィーリングがあって、感覚に委ねた。そうしたら決まってくれたよ。

リードを広げられたし、終盤に違いを生み出せたので大きな場面だったね、最高の瞬間だった。

――ステフ、今日は試合開始から全員が集中しているように見えた。全員が同じ方向を向いているように見えた。第1戦と違って、全力を出し尽くそうとしているようだったけれども?

カリー: 第1戦の映像を見直した。レブロン(ジェームズ)が序盤から素晴らしいプレイをしていたけれど、それはチームが序盤のポゼッションに危機感を持って対応していなかったからで、フィジカルに対応できていなかったからだと思う。その点で言えば、第2戦ではクレイ、ドレイモンド(グリーン)、KD(ケビン・デュラント)の存在が大きかった。まだミスもあるので、第3戦で改善できる。それでも、今日は試合開始からエネルギーだったり、フィジカルの強さだったり、そういう部分は上手く機能していた。そのおかげで第1戦より良い流れを作れたし、自信も得られた。それから48分間、良い流れを持続させられたよ。

――ステフ、ヒューストン・ロケッツとのシリーズ(ウェスタン・カンファレンス・ファイナル)中盤あたりから、パスを経由してコーナーで3Pを打つ場面が増えたように見える。その形が上手く機能している要因は?

カリー: 長い間やってきた形だし、プレイオフでは細部にいたるまで研究される。チームのスウィッチに対する守り方とかをね。だから違う方法でスペースを作らないといけない。アイソレーションも良い方法で、チームには実行できる選手が多い。

それでも、ボールと人を動かし続ければ、たいていは上手くいく。オフェンスが上手く機能しているときには、ペイント内で効果的なプレイができるし、キックアウトも、オープンな選手を見つけることも上手くいく。自分がコーナーにポジションを変えたり、クレイがピンダウンからプレイを決めたり、ドレイモンドがオープンな状態で3Pを打てたり、そういうオフェンスをずっと続けているからね。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ