先日ネットを騒がせた『ディーン・タピオカ』をご存知だろうか。俳優・ミュージシャンなどとして活躍するDEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)さんと、台湾スイーツ・タピオカ専門店「台湾甜商店」がタッグを組んで作り出したタピオカドリンクだ。2019年11月25日、そんな『ディーン・タピオカ』がついに発売された。

『ディーン・タピオカ』というキャッチーすぎる名前に気をとられがちだが、2004年頃からタピオカドリンクの本場・香港や台湾で芸能活動をしてきたディーンさんがガチで監修したドリンクらしい。何それめっちゃ気になる。ということで、さっそく飲んできたよ!

・こだわりを感じる『ディーン・タピオカ』

台湾甜商店の公式HPによると『ディーン・タピオカ』は「アーティストDEAN FUJIOKA監修ドリンク」とのことで、12月25日までの期間限定発売。

「鴛鴦奶茶(オシドリミルクティー)」と「蝶豆花茶(バタフライピー)」の2種類あり、どちらも税込680円。「蝶豆花茶」は最近流行りの青いハーブティーだと思うが、「鴛鴦奶茶」ってなんだ……? 聞きなれない名前に戸惑いつつ、とりあえず両方注文してみる。

オープン後すぐだったせいか、あまり待たずに『ディーン・タピオカ』たちが来た〜! カップは、2019年10月から放送中の月9ドラマ『シャーロック』の主題歌でおなじみ、ディーン・フジオカさんの新しいEP(CD)『Shelly』ジャケット仕様になっている。

謎の「鴛鴦奶茶」はカップの上からのぞいてみても、生クリームとチョコソース・ナッツが乗っていてお茶の色が確認できない。勇気を出して飲んでみると……

これ、名前には「ミルクティー」しか入ってないけど、コーヒーが入ってる〜! 公式HPでの説明書きを確認してみると、「自慢の(アッサム)ミルクティーと珈琲をブレンドした日本では珍しい新感覚ドリンク」とのこと。今まで日本国内の様々なタピオカドリンクを飲んできた筆者でも、初めて出会った味だ。

なんでも『ディーン・タピオカ』の鴛鴦奶茶は「ディーンさんが中華圏で愛飲していた鴛鴦奶茶を日本にも広めたいという思いから誕生した」らしい。実をいうと筆者はコーヒーが苦手なのだが、この鴛鴦奶茶はミルクティーによって渋みや苦味がとても優しくなっていて美味しく飲める〜!

ホットなので、台湾甜商店の特徴である作りたて生タピオカがとろっとろになっているのも良い。まろやかなミルク感とトロッとしたタピオカ、めっちゃ合う。

もう一方の『ディーン・タピオカ』蝶豆花茶はというと、公式HPいわく「いちごゼリーを入れた蜂蜜レモンソーダに、バタフライピーで魔法をかけた魅惑のドリンク」とのこと。めっちゃシャレオツな解説。しかし確かに、バタフライピーの青色といちごの濃いピンク色がグラデーションになっていて、めっちゃ綺麗!

『Shelly』のジャケット仕様となっているシーラー(カップのフタ)とも、色が合っている。

しかし見た目は綺麗だが、正直バタフライピーを使用したタピオカドリンクはあちこちで販売されている。味はありがちな、シロップの甘さメインという感じかな……などと若干失礼なことを考えながら飲んでみると、意外とこちらも新鮮な味! いちごゼリーには果肉が入っており、いちごとレモンソーダの異なる酸味が味のアクセントになっているのだ。

甘みも、いちごゼリーの他に蜂蜜が加わることにより、タピオカドリンクにありがちなシロップの単純な甘さとは一線を画している。文句なく美味しい。柔らかめの生タピオカもモチモチとしていて、いちごゼリーの甘みを少々吸収していて最後まで美味しくいただけた。

混ぜるとドリンク全体の色がピンクっぽく変化していくのも素敵。変化の様子が綺麗なので、ぜひ試してみて欲しい。

・紙ストローさん、加油!

『ディーン・タピオカ』は2種類ともディーンさんのこだわりを感じる、絶品ドリンクだった。しかし、唯一困らされたのが紙ストローだ。

公式HPによると、環境に配慮し紙ストローで提供することもディーンさんのこだわりだったようだが、紙ストローが全くフタに刺さらず、非常に苦労した。最終的には、ホット用のフタは指で穴を押し開け、コールド用のフタは持っていたハンドクリームの角を突き刺して穴を開けて、なんとかストローを刺した。

とはいえ穴さえ開けてしまえば、紙ストローで飲むこと自体は全く問題なかった。『ディーン・タピオカ』を飲む際は、フタに穴を開けられるようにペンやカードなど、硬くてやや尖った物を持っていくのをお忘れなく。

参照元:台湾甜商店
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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▼これでDEANさんとラップバトルするときも安心です。

▼この記事を書いている間、何度かゲシュタルト崩壊を起こしそうになりました。