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渋谷の駅そば「本家しぶそば」が閉店へ 駅周辺再開発で40年の歴史に幕

「本家しぶそば」外観

「本家しぶそば」外観

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 渋谷の駅そば「本家しぶそば」(東急東横店2階、TEL 03-3464-4957)が9月13日、渋谷駅周辺の再開発に伴い閉店する。

閉店を知らせる貼り紙

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 改札からすぐの立地や、早ければ30秒以内にテーブルにそばが届けられるスピード感などから常連客も多く、平日には2000食を売り上げる日もある人気店が、40年の歴史に幕を閉じる。同店が入る旧「東急百貨店東横店」は今年3月に営業を終了し、東横店西館・南館は東京オリンピック・パラリンピック閉会後の解体を予定していた。旧東横店の取り壊しを前に閉店が決まった。

 1980年代から井の頭線改札外で営業していた駅そば「二葉」を前身とする同店は、1990年代にJR玉川改札を出て左手の現在の場所に移転し、2005(平成17)年の改装を機に「しぶそば」に改称した。東急グルメフロント(目黒区)が経営し、本店となる同店を含め池袋や大井町、武蔵小杉など首都圏を中心に、現在計13店舗を展開する。

 多くの系列店で導入する券売機を使わず、レジでの会計を採用する「本家」では、注文・会計と同時にレジ担当者がマイク越しに厨房(ちゅうぼう)にメニューを伝え、スピード感にこだわる。渋谷に立ち寄る際には「必ず食べて帰る」という常連客もいるなど、駅利用者から親しまれてきた。

 閉店に当たり、同店では「これまでのご愛顧、心より御礼申し上げます。今後もしぶそば各店へのご来店を心よりお待ちしております」(同店店長)とコメントを発表。渋谷駅周辺での再出店は「現時点では未定」(同社しぶそば担当マネジャーの前村哲也さん)という。

 現在の営業時間(8月8日~)は7時~22時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。

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