楽天ペイが復旧--原因は「楽天カード側のシステム過負荷」

 11月25日早朝から利用できなくなっていた楽天のスマートフォン決済「楽天ペイ」だが、同日の14時13分にサービスを再開した。

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 サービス停止の原因について同社広報部は、11月23日に発生した楽天カードのトラブルに起因していると説明。もともと23日のトラブルは、楽天カードのサーバーを置いているQTNetの電源設備の更新作業中、電源供給が一時的にストップしたことが原因としており、現在では新規申し込みやスマートフォンアプリなどは再開しているものの、キャッシングなど一部サービスは復旧していない。なお、クレジットカードでのショッピングは、代替措置により障害を検知した数分後には復旧していたという。

 同社によると、土曜日と日曜日の決済を月曜日にまとめて処理しようとする加盟店が多く、25日の朝には、23~24日分の決済ボリュームが一度に流れてきたという。復旧作業を続けており、回線変更や代替措置を実行中だったこともあり、膨大な決済ボリュームでシステムが過負荷になり不安定化。楽天ペイ側のシステム障害ではなかったものの、楽天ペイに楽天カードを紐付けているユーザーも多く、トラブル特定の観点からも楽天ペイを停止したとしている。

 楽天ペイでは、25日は0~6時に定期メンテナンスを実施しており、5時37分にはメンテナンスが完了。その後、25日朝のシステム停止までの間は、サービスが利用できる状態だったようだ。

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