レビュー

無料で世界各地からのサイト表示速度を測定してくれる「Fast or Slow」レビュー


自分のサイトやブログを運営している人の中には、「このサイトは他の国から見てもちゃんとサクサク表示されるんだろうか?」と気になる人も多いはず。URLを入力するだけでサイトのユーザー体験に関する詳細なレポートを作ってくれる「Fast or Slow」を使用すると、欧米やアジア、オーストラリアなど世界各地から見たサイトの表示速度などを一目で把握することができます。

Start Profiling - Fast or Slow
https://www.fastorslow.com/

上記URLにアクセスするとURLの入力欄が表示されるので、さっそく「gigazine.net」と入力してから「PROFILE」をクリックしてみます。


すると、10秒ほどで以下のようなレポートが表示されました。


結果は、「First Contentful Paint(何らかのコンテンツが表示されるまでの時間)」が75点、「Speed Index(速度インデックス)」が79点、「First Meaningful Paint(主要なコンテンツが表示されるまでの時間)」が62点、「Time To Interactive(クリックや画面タップを受け付けるまでの時間)」が92点、「Total Blocking Time(ロード中にサイトがどれくらい軽快に動作するのか)」が92点、「First CPU Idle(ページが最低限インタラクティブになるまでのCPU待ち時間)」が95点で、総合的なスコアが82点でした。


その下を見ると、各項目の具体的な数値と地域ごとの結果を見ることが可能です。例えば、「First Meaningful Paint」の結果は「1.42秒」となっていますが、右上の「Meaningful Paint」をクリックして「アメリカ南東」「アメリカ南西」「アメリカ北東」「アメリカ北西」「アメリカ中部」「イギリス」「ドイツ」「オランダ」「日本」「シンガポール」「オーストラリア」「ブラジル」の12カ所ごとの棒グラフを表示すると、アメリカや日本では比較的良好な結果が出ている一方で、ブラジルでは4秒以上と極端に長い時間がかかってしまっていることが分かります。


さらに下にスクロールすると、どうするとパフォーマンスが改善するかのアドバイスが表示されます。


例えば「Improve Caching Efficiency」の項目では、「12カ所のキャッシュミスにより、ロード1回あたり平均898KBが浪費されています」と指摘されています。赤枠のボタンをクリックすると……


具体的にどうすればいいのかの詳細が表示されます。


さらにスクロールすると、「Fast or Slow」がテストしている地域の場所と、各地を結ぶネットワークを世界地図上に表示したマップを見ることができます。


地域に表示されたアイコンをクリックすると、テストに使用されたページリクエストの具体的な内容を確認できます。


その下には、各地域ごとの主要なスコアが表示されています。例えば、同じアメリカでも「US Southeast(アメリカ南東部)」と「US Southwest(アメリカ南西部)」とでは「First CPU Idle」の時間がそれぞれ「3.59秒」と「1.39秒」で大きく違うことが分かります。また、「VIEW DETAIL」をクリックすると……


上記の内容をその地域に絞ったレポートを見ることができます。

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in レビュー,   ネットサービス, Posted by log1l_ks

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