毎日なんだかんだと考えながら働いていると、たまには甘いものを食べて疲れた頭をホッコリ休ませたい。そんな師走疲れのあなたにピッタリで、尚且つ勉強にもなる「宮川クリアプリン」を食べられるお店に行ってきた。

  • 「日本一透明なプリン」を食べて清らかな水の流れを思い浮かべた

    遠めに見ると飲み物のように見えるけど、お皿に出してみたらやっぱりプリン

「日本一透明なプリン」とは?

「宮川クリアプリン」とは、渋谷駅西口から玉川通りを跨ぐ歩道橋を降りてすぐのカフェ「000Cafe by tlc」で12月13日から提供されているメニュー。何でも、"日本一透明なプリン"を謳っているのだとか。実際に「宮川クリアプリン」(税別380円)を見てみたら、普通のプリンと違い透き通っていて、とても綺麗。カップの底にあるカラメルでかろうじてプリンとわかる感じだ。

  • 「宮川クリアプリン」は2019年11月18日にオープンしたコーヒースタンド併設型ポップアップスペース「000Cafe by tlc(ゼロゼロゼロカフェ バイ ティーエルシー)」で食べられるプリン

じつはこのプリン、三重県伊勢市に流れる日本一の水質を誇る「宮川」の観光促進・環境保全PRの一環として、NPO法人Water Japan伊勢自然環境促進機構と有限会社エヌアールの協力によって誕生した商品。"神の川"とも呼ばれる清流・宮川の透明度、涼しさをモチーフとしたプリンを食べてもらうことで、伊勢の自然や宮川について知ってもらったり、これからの世代に"川の現在と未来"を考えるきっかけにしてもらいたいという。

「宮川クリアプリン」は、卵と牛乳は一切使っておらず、バニラビーンズで香りを付けている。また、透明な水がテーマということもあり、ゼラチンを使うと濁ってしまうため、「アガー」という海藻由来の凝固剤を使って仕上げているそうだ。プルンプルンな透明な部分をすくって食べてみると、食感はゼリーっぽいものの、口に入れるとプリンの風味が感じられる。カラメルと合わせたら確かにこれはプリンだ。う~ん、不思議。見た目も映えるし、これは食べてみる価値あり。

  • 口に入れたらゼリーっぽい食感だけど、確かに味はプリン

  • カラメルと合わせるとますますプリン

環境保全について考えよう、と言われると、なんとなくむずかしくて敬遠してしまいがち。こうして美味しいものを食べつつ、日頃何気なく使っている水の大切さを意識することで、ちょっと身の回りの自然や環境について考えてみるのはいいかもしれない。「宮川クリアプリン」は12月末まで、「000Cafe by tlc」で販売している。

●information
「000Cafe by tlc」
東京都渋谷区桜丘町25−18 NT渋谷ビル1F
営業時間:9~19時
休:無