米大手IT企業4社 アップル以外は大幅増収増益

GAFAとも呼ばれる、アメリカの大手IT企業4社がそれぞれ9月までの3か月間の決算を発表し、新型コロナウイルスの影響で自宅で利用できるサービスへの需要が引き続き高くなっていることから、3社が大幅な増収増益となりました。

アメリカの大手IT企業、アップル、アマゾン、フェイスブックと、グーグルを傘下に置く持ち株会社のアルファベットは29日、ことし7月から9月までの決算をそれぞれ発表しました。

このうち、
▽アマゾンは、最終的な利益が63億3100万ドル、日本円でおよそ6600億円と、前の年の同じ時期の3倍近くに増えました。
また、
▽アルファベットは最終的な利益が59%増えたほか、
▽フェイスブックもおよそ29%増えていずれも大幅な増益となり、各社は新型コロナウイルスの影響で、自宅で利用できるサービスへの需要が引き続き高くなっているためだと説明しています。
一方、
▽アップルは最終的な利益が7%減り、増収減益でした。

ことし12月までの3か月間については、
▽アマゾンは売り上げが前の年に比べて最大で38%増えると見込んでいるほか、
▽フェイスブックも堅調な業績が続くとしています。

巨大IT企業をめぐっては、アメリカ司法省が今月、グーグルがインターネット検索などの分野で独占的な地位を利用し競争を妨げているとして提訴するなど、風当たりが強まっていて、ビジネスモデルにどのような影響を及ぼすのか関心が集まっています。

(※1ドル=104.6円換算)