これも仕方がない…?
年に1度のブラックフライデーの大盤振る舞い、楽しんでますか? Amazon(アマゾン)のパワーを痛感させられる1週間ですけど、このほど決算発表からは、驚くべきビジネスモデルの変化が伝えられていますよ。
時代の流れでもあったりするかもしれません。
広告の利益が急増中
Amazonの2022年第3四半期(7~9月期)の決算発表を読み解くと、Amazonのプライム会員費など、サブスクリプションサービスによる利益は340億ドル超を計上。ユーザーに課金させ、ショッピングから映画、音楽、マンガなどなどでプレミアムなコンテンツやサービスを提供するビジネスモデルで大きな収益を上げているのがわかります。
しかしながら、同四半期で注目すべきは、広告で得られた利益の大きさ。ついに360億ドルに到達しそうな勢いで、前年より58%も増加し、あらゆるAmazonのサブスクリプションサービスからたたき出された利益の合計を上回ってしまったとされていますよ!
Amazonの広告表示というと、イメージしやすいのは、ほしい商品を検索したときに、その検索結果に表示される「スポンサー」マークとともに出てくる商品です。この広告表示が、以前より頻繁になってきており、広告を目にせざるを得ない機会が増しているとの指摘まであるんだとか。
それに伴って、Amazonが広告から得られる利益もアップしているのかもしれません。
ユーザーはショッピングには満足している
米国のAmazonユーザーの89%は、商品を購入してから、今回のショッピングに満足しているとの回答を寄せていることをお伝えします。今後も広告が、ユーザーにとって役立つ情報豊かなものとなり、ショッピングをサポートする役割を果たせるよう、日々邁進していく所存です。
Amazonの広報担当者のSmita Saran氏は、こんなふうに語って、決してユーザーは勝手に表示される広告を煩わしく感じているわけではないと強調。
とはいえ、Amazonのみならず、Google(グーグル)の検索を使っていても、ユーザーには検索結果とともに広告が否が応でも目に入り、その収益が並々ならぬものになっていることだけは確かなのでしょう。
そういえば、YouTubeにしても、見たい動画の前や合間に、とにかく広告を見せられますものね。オンラインのサービス利用には、もはや避けて通れないスタンダードとなってしまっているようです。
Source: Amazon