アドビ、クラウドベースの映像制作コラボサービス「Frame.io」を約1398億円で買収

 米Adobeは8月20日、クラウド型ビデオコラボレーションプラットフォームを展開するFrame.ioを買収すると発表した。買収金額は12億7500万ドル(約1398億円)で、2021年度の第4四半期中に完了する予定という。

 Frame.ioは、編集者やプロデューサー、代理店、クライアントなどの関係者が、一つの映像プロジェクトに対し、クラウドベースでコラボレーションできるプラットフォームを提供。映像のレビューからプロジェクトの承認までをクラウド上で完結でき、メディア、エンターテインメント企業、広告代理店など100万以上のユーザー数を擁する。

 同社の買収により、Premiere Pro、After Effects、Photoshopなどの「Adobe Creative Cloud」アプリケーションにFrame.ioのワークフロー機能を実装。Creative Cloudが持つ共同編集機能を動画にも拡張することで、編集者、プロデューサー、マーケターなどCreative Cloudのユーザー間で、シームレスなコラボレーションを実現する。

 買収完了後、Frame.ioの共同創業者兼CEOのエメリー・ウェルズ氏と共同創業者のジョン・トレーバー氏はアドビに入社。引き続き、ウェルズ氏がFrame.ioチームを率いるという。

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