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「Zoom」ミーティングがデスクトップ⇔モバイル間で転送可能に ~v5.7.6以降で順次展開

IE 11対応は9月30日まで

Windows版「Zoom」v5.7.6が提供開始

 米Zoom Video Communicationsは8月23日(現地時間、以下同)、オンラインビデオ会議ソフト「Zoom」のクライアントアプリをアップデートした(v5.7.6)。Windows/Mac/Linux版は現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。モバイル版(iOS/Android)もそれぞれのアプリストアで提供される。

 「Zoom 5.7.6」では、デバイス間でミーティングを転送する機能が新たに導入された。移動中にとりあえずモバイル版アプリでミーティングに参加したが、オフィスに到着したので高機能なデスクトップ版アプリに切り替えたい、デスクトップPCの調子が悪いのでモバイルデバイスに切り替えたいといったニーズに応える。

 ただし、この機能は8月21日に予定されているWebの機能に依存している。すぐには利用できず、段階的に提供されるとのこと。利用可能になれば、ホーム画面に表示されている進行中のミーティングセッションに切り替えボタンが現れる。

 そのほかにも、管理者がゲスト参加者に対し画面共有できないようにするWeb設定や、ビデオクリップ用に最適化するオプションが有効にもかかわらずにビデオが検出されない場合に、クライアント側でこの機能を自動で無効にして画質を向上させる機能などが導入された。チャットサイドバーの改善や、検索バーの位置の見直しなども行われている。

改善されたチャットサイドバー
検索バーはホーム画面左上に

 なお、Web版で「Internet Explorer 11」(IE 11)のサポート打ち切りがアナウンスされているので注意。サポート期間は2021年9月30日まで。それ以降も「IE 11」で「Zoom」を利用することはできるが、「IE 11」で発生した問題に関しては修正されず、カスタマーサポートも提供されない。「IE 11」に関しては開発元であるMicrosoftもサポート縮小を表明しており、「Microsoft Edge」への移行が推奨されている。

ソフトウェア情報

「Zoom」Windows版
【著作権者】
Zoom Video Communications, Inc.
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.7.6(21/08/23)