米GoogleとスウェーデンSpotifyは3月23日(現地時間)、Spotifyのサブスク料金支払いをGoogleのアプリストア「Google Playストア」以外でも可能にするパイロットを開始する提携を結んだと発表した。
Googleと米Appleのアプリストアについては、米や欧州、韓国などの当局が手数料を徴収するアプリ内決済以外の決済方法を制限するのは独禁法違反だとして調査あるいは提訴している。
Androidアプリのアプリ内決済では、料金の15%以上を手数料としてGoogleが徴収する。例えばアプリ開発者の専用Webページなどからサブスク料金を支払うようにすれば、開発者は手数料を支払わずに済む。
Googleは既に韓国では、支払いオプションの提供を開始している。
この提携は、Googleが同日発表した「user choice billing(ユーザーの選択課金)」のパイロットの一環。GoogleがSpotify以外とも提携しているかどうかは不明だ。
最初のパートナーとしてSpotifyを選んだ理由をGoogleは「グローバルなフットプリントと幅広いデバイスにわたる統合を備えた世界最大のサブスクリプション開発社の1社だから」としている。
支払いオプションはSpotifyを提供している地域すべてで表示されるようになる見込みだが、Googleは「このプロセスには時間がかかる」としており、すぐには表示されないようだ。
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