メモ

大阪が「世界で最も住みやすい都市ランキング」10位にランクイン


イギリスの大手経済紙「The Economist」が毎年発表している「The Global Liveability Index(世界で最も住みやすい都市ランキング)」の2022年版で大阪が10位にランクインしました。ランキング1位はオーストリアの首都ウィーンで、他にもコペンハーゲンやチューリッヒなどヨーロッパの街が上位に選出されています。

The world’s most liveable cities | The Economist
https://www.economist.com/graphic-detail/2022/06/22/the-worlds-most-liveable-cities

「世界で最も住みやすい都市ランキング」はThe Economistの調査部門「Economist Intelligence Unit」が世界中の都市の安定性・ヘルスケア・文化と環境・教育・社会基盤の5項目を評価し、最大100点のスコアを算出して毎年まとめているランキングで、2021年からは上記の評価項目に加えて「新型コロナウイルスの感染拡大対策(医療提供体制の強化や人が密集する施設での人数制限など)」も評価対象となっています。

大阪は過去にもトップ10以内にランクインしており、2022年版のランキングでもオーストラリアのメルボルンと並んで10位にランクインしました。


ランキングトップ10は以下の通り。

1位:ウィーン(オーストリア)
2位:コペンハーゲン(デンマーク)
3位:チューリッヒ(スイス)
4位:カルガリー(カナダ)
5位:バンクーバー(カナダ)
6位:ジュネーブ(スイス)
7位:フランクフルト(ドイツ)
8位:トロント(カナダ)
9位:アムステルダム(オランダ)
10位:大阪(日本)
10位:メルボルン(オーストラリア)

そして、ワースト10は以下の通りです。

172位:ダマスカス(シリア)
171位:ラゴス(ナイジェリア)
170位:トリポリ(リビア)
169位:アルジェ(アルジェリア)
168位:カラチ(パキスタン)
167位:ポート・モレスビー(パプアニューギニア)
166位:ダッカ(バングラデシュ)
165位:ハラレ(ジンバブエ)
164位:ドゥアラ(カメルーン)
163位:テヘラン(イラン)



上述の通り、2021年からは各都市の新型コロナウイルス対策が評価対象となっています。このため大規模なロックダウンを行っている中国や島国の都市ではスコアが下がる傾向にあったとのこと。

また、2022年2月以降ウクライナへの進行を続けるロシアの首都モスクワは西側諸国に本拠地を置く企業の撤退が大きく影響して15位から80位に順位を下げています。なお、ウクライナの首都キーウでは戦闘の激化によって調査の続行が不可能となり、スコアは集計されませんでした。


The Economistは新型コロナウイルスの影響でスコアが全体的に下がった2021年と比べて、2022年には多くの都市でスコアが回復したことを歓迎しつつ、「(ウクライナでの)戦争が2022年の全期にわたって続けば、多くの都市が食糧不足や燃料不足に苦しむことになるでしょう。2022年に回復したスコアの寿命は短いかもしれません」と述べ、ウクライナで発生している戦闘の影響の大きさを指摘しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
なんと大阪が12位、2011年版「世界の住みやすい都市ランキング」 - GIGAZINE

「世界で最も住みやすい都市」の2019年版発表、トップ10に日本の2都市がランクイン - GIGAZINE

「岸和田だんじり祭」を空撮&接近戦でムービー撮影してみた - GIGAZINE

第30回なにわ淀川花火大会グランドフィナーレ「なにわの夜空に金銀大瀑布」・ラストのものすごい打上花火大連発などド迫力動画まとめ - GIGAZINE

自分が住んでいる場所の近くにどんな恐竜が生息していたのかをチェックできる「Ancient Earth globe」 - GIGAZINE

自分が住んでいる都市の生活費が安いか高いかを世界中の都市と比較できる「Cost of Living」 - GIGAZINE

住宅費が高すぎて都市から住民が離れていくサンフランシスコの現状とは? - GIGAZINE

in メモ, Posted by log1o_hf

You can read the machine translated English article here.