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2022年カタールW杯、日本対ドイツのレビュー

4年ぶりの更新になりますが、twitterでレビューやってくれという要望が多かったので4年ぶりにサッカーレビューでもやってみようかと思います。


正直な話、最近のネットのサッカー系レポートについてはもう文章の時代じゃなくて動画の時代になってましてね、youtubeとかでサッカーの解説動画作ってる人も多くて、そっちが50万再生とか稼いでる時代なので「もう文章でサッカーの解説する時代じゃねぇなあ」と思ってるんですよ。文章で解説やってもW杯でもせいぜい2~3万ですし。


ここ数年、ネットも動画時代で動画配信できねえ奴は用無しなんじゃねーかと思ってる所もありましてtwitter位しかやってませんでした。自分は時代の流れに完全に取り残された男です。



これも時代の流れですからね、しょうがないです。愚痴ってもしょうもないので、本題に入りたいと思います。


この試合の動画についてですが、abemaで全部動画でみれますので、それへのリンクを貼っておきます。



abema.tv



基本的に、この動画の時間にそって説明していきます。正直言って、この試合の戦術解説に関しては解説で本田さんが全部喋ってくれてるので、それを図をいれつつ補完する形になります。


この試合の展開から始めますと、





基本的にはフォーメーションは双方4231同士でした。ただ、これはあくまで初期配置です。ドイツは攻撃時にフォーメーションが変わります。日本は試合開始10分くらいはハイプレスしてたのでドイツのフォメチェンは問題になってなかったんですが、日本がハイプレスを止めて自陣内でのプレスに切り替えた辺りからドイツのフォメチェンが問題になり始めます。


ドイツは試合当初、ポゼッション時にWGを中に絞らせて1トップ2シャドーの形を取って、両SBを高い位置に上げてトップ下のミュラーを頻繁に中盤に落としてきてました。


ちょっと極端な図になるんですが、



こんな感じで日本が6バックになってるような状況に陥りました。



このポジションチェンジが日本に二つの問題を引き起こしました。一つは日本のWGの二人が最終ラインに吸収されて6バックの状態になってしまっていた事。これではボール取れてもWGの位置が低すぎてまともに攻撃につなげることが出来ません。日本の最大の武器である伊東の良さが消えてしまう。



そしてもう一つ。中盤中央で2対3の数的不利が出来てしまい、ドイツの中央でのポゼッションを止める事ができなくなった事。ここの所、ドイツが本当に上手くてですね、中盤中央に1トップとWG、トップ下のミューラーがポジションチェンジを繰り返しながら中盤に降りてくるんですね。そこを日本が上手く捕まえることが出来ておらず、日本代表は完全にドイツに中盤を制圧される事になります。そして中盤中央を制圧されて、今度はサイドに散らされてサイドもやられるという悪循環にハマって前半は完全にサンドバック状態になりました。


この問題については、abemaの動画で12分くらいの所から本田がすぐに気づいて日本の守備の問題について詳しく解説してます。


本田3「前田さんと鎌田さんがだんだん最終ラインにプレスかけれなくなってきたんですよ。で伊東さんが最終ラインにいって6バックみたくなってるんですよ。タケも最終ラインまで引いてほぼ6バック。こうなってくると低いんですよ位置が。でエネルギーがないんですよ、そしてホラ、また拾われるんですよ」


ってね。前半12:27の動画のシーンj確認してもらうとわかるんですが、日本は本当に6バックになっちまってます。



もう一つ、日本代表は前半、CKの守備でも苦戦してましてね、abemaの動画だと前半15:55の所のドイツのCKなんて、ドイツはスクリーンプレイを上手に使ってリュディガーをフリーにして、ヘディングにつなげてます。日本はCKの守備をマンツーマンでセットするんですが、マンツーマンはスクリーンプレイでマークずらされるとフリーでシュートされてしまう危険性が常にあります。ここね、完全にリュディガーがフリーでヘディングしてます。これは戦術的にはドイツの一点です。ここで日本は先制されてもおかしくなかった。日本が失点しなかったのは運が良かったからとしか言えません。スクリーン上手いチームにマンツーマンで守備セットするのは怖いんですよね。




次、前半19:37分からです。ドイツのポゼッションなんですが、ここもギュンドアンがずっと上手いんですよ。ギュンドアンがこの日の日本にとって最大の問題だったってわかるシーンなんですが、まず最終ラインまで降りてきてボールを受けてズーレにはたく。その後、すぐにポジションを中盤に戻してます。ドイツはズーレからミキッヒに繋ぐんですが、ここで最終ラインから中盤に戻ってきたギュンドアンがフリーになってるんです。ミキッヒ→ギュンドアン→ムシアラ→ラウムと流れるようなパスワークで中盤を制圧してサイドに展開。そこからギュンドアンは相手のバイタルに走りこんでラウムからパスを受けてヒールでムシアラに落としてムシアラがカットイン。ムシアラはDFが止めたんですが、最後はこぼれたボールをキミッヒに弾丸ミドル打ち込まれました。権田のセーブで助かりましたが、ここも失点しててもおかしくなかったです。


ここねえ、ギュンドアンは最終ラインに降りて行って、そこからゲームメイクからフィニッシュのお膳立てまで全部ひとりでやってるんです。たまんねえですね、こんな事されたら。ギュンドアンがボールに触っちゃうとそこからゲームを作られてしまうので、ずーっと日本代表にとって頭の痛い選手でした。


前半15分、前半19分だけで2失点してもおかしくなかった。日本にはツキがあった。これはこのゲームの前半で一失点で済んだ事からも明らかです。



前半21分、日本は久保が良い位置でボール奪った所から速攻に繋げるんですが、本田も言ってましたが「タケ、右(足)やから、左だったら確実にアシストしてたシーン」でした。レフティの選手は逆足が苦手な事多くてですね、ああいう決定的なシーンでも逆足だと決めきれない事多いんです。これは最後の伏線でしたね。浅野は最後の決定機、純足だったからノイアーのニア抜きました。




前半の22分、ここでまた本田が「ここなんですよ、ミュラーが(右サイドに)降りて来るんですよ、ミュラーがタイミング良くは受けれてないんですけど、でもちょっと気にはなってます」って解説いれて、その後に「タケがプレスに行ったらミュラーが開きます、ホラ」って言ってますよね。よく見とるなーと感心してたんですけど、このミュラーの動きが厄介でしてね、この後も本田が続けて解説してるんですけど、「それが結構厄介でしてね、田中さんがどんどん引っ張られていくので、ホラ、サイドに開いてから戻ってきてるんで凄い走らされてるんですよ」って解説してますけど、22分のところも田中碧がサイドに引っ張り出されて中央が1ボランチになり、遠藤の両脇をドイツに使われて中盤からサイドに展開されちゃってるんです。それで日本は余計に走らされて体力削られ続けてんですね。


この試合の後、選手が「ミュラーのポジショニングが厄介だった」って言ってましたけど、この動きが本当に効いてて日本がドイツに中盤を制圧される原因になってました。


皮肉な話ですが、この厄介なミュラーギュンドアンが後半22分に交代してから日本の時間がやってくるわけです。ただそれはずっと先の話。



前半23分にもギュンドアンから始まる攻撃で危険なシーンを作られ、前半25分にもサイドに流れてきたミュラーから攻撃作られ、前半27分には3バック気味になったドイツのポゼッションからギュンドアンのミドルに繋げられと、もう完全にサンドバックです。ドイツのポゼッションに全く日本は対応できてません。


前半28分。ドイツはこの時間帯、CB二人とSB一人の3バックポゼのスタイルでこのあたりからドイツの狙いが明確にわかるようになります。図にすると、



日本がズーレをボールの取りどころを定めているってのを逆手にとったやり方です。3バックポゼでズーレにボール預けて久保を引きつけ、久保がいなくなったスペースにミュラーを落とす形。ここもズーレ→ミュラーからゲーム作られ、ニャブリのカットインから最後はギュンドアンのミドル。


ドイツがやり方をちょっと変えたので日本の守備は混乱してて誰が誰みるのかわかんくなってる状態です。


ここで本田が「いや四枚じゃ厳しいよ、だって相手五枚に、ヒロキとユウトがミュラーみたりニャブリみたりで、WGがアレやから、これはキツイすね」と解説いれて、このあたりから5バックにしたほうがいいと気づき始めた感じでしたね。



この試合ね、本田さんの解説はどれももっともな事しか言ってないんですよ。だからこの試合については俺がどうこういうより、本田さんの解説だけで事足りるって試合なんです、本当に(’この記事書く意味あるのかって話)。



そして前半30分。日本代表が失点したシーン。ここもそうなんですが、結局ズーレにボールが入ったところからです。ズーレにボールが入ったところで久保が行ってしまうと背後をミュラーに取られるってのを繰り返していたんで、久保はここでは行っておらず、背後のミュラーをケアしてます。ズーレがドリブルで日本陣内に入ったところで久保は寄せるんですが、この時にドイツのCFが降りてきてズーレからの楔を受けてミュラーに落とします。これでミュラーがフリーでボール持てました。ここも結局ミュラーからゲーム作られたんです。


で、ミュラー→キミッヒと繋いで逆サイドに走りこんだラウムに展開。これでペナルティエリア内で正真正銘のGKとの一対一が出来てしまいました。戦術的にはもうこれでドイツの一点です。PA内でGKとの一対一作ったんですからね。この後、権田がラウム倒してしまってPKを取られ、ギュンドアンに決められて日本は失点。


もうこの時点で運が悪ければ3点取られててもおかしくない、一方的な試合展開でした。ここまでは。



前半の試合の話はこれの繰り返しです。右サイドはギュンドアンから始まる攻撃で凹られ、左サイドはミュラーから始まる攻撃で凹られるの繰り返し。日本代表は悲惨なほどに凹られっぱなしで前半のスタッツは壊滅的としか言えない内容でした。1失点で済んだのは運が良かったから、ドイツ代表に決定力がなかったからとしか言えません。それほどに酷い内容でした。



前半はドイツのゲームプランに全く日本は対応できておらず、本当に何もさせてもらえませんでした。


本田さん、前半から「5バックにしたほうがいい」って繰り返してましたが、これは至極真っ当な指摘で、後半、日本代表は5バックに変更し、3421フォメでドイツに挑むことになります。




さて、こっからは日本代表が盛り返した後半の話です。前半は一方的に凹られた日本代表でしたが、後半頭から久保に代えて冨安を投入。3421としました。






こうですね。これは初期配置であり、守備時には



こうなって541でブロック作る形になります。前から行くときは343ですね。


ただ、この守備がすぐ機能したわけじゃなくて、後半開始直後いきなりドイツに決定機作られてます。さらに後半5分にもムシアラのカットインからシュート打たれてて、最初からフォメチェンが上手く行ってたというわけでもないのです。ぶっつけ本番での3421です。最初から上手く行くわけないんですわ。


そして、この試合を動かす日本の選手交代が始まります。長友に代えて三苫、前田に代えて浅野。最終的に日本代表を勝たせた二人がここで投入。



後半12分に日本は後半最初のビッグチャンスを迎えます。ドイツの楔を吉田がインターセプトしたところから一気に速攻。ドイツのDFと日本のFWで3対3の数的同数での勝負でした。ここはニアの浅野で勝負したんですが、残念ですが浅野のヘッドは枠に飛ばせず。



この後もドイツペースは変わってなくて、後半15分には又ギュンドアンにバイタル取られてそのままPA内に入られてシュート。ここもドイツの一点もののシーンでした。なんでドイツのシュートは入らないんでしょうかね。あんな綺麗にバイタルで前向けてるのに。見返すと本当に不思議なほどです。



ただし、この後の後半15分あたりからドイツも怪しくなってくるんです。後半12分に引き続き、再び日本の攻撃で最終ラインの所で3:3の状況作られました。ここでも浅野がシュートふかしてしまいました。逆足のシュートでしたからしゃーない。でもここ決めれなかったので個人的には「3:3の状況で勝てんかーきっついなあ」と思ってました。三苫、はたかず自分で行ってもよかったのになあ、と。



その直後、15分のシーンでもドイツのパスをインターセプトして日本のショートカウンター。ここも残念な攻撃で終わってしまったのですが、このあたりからですね。


見返してみると大体このあたりからドイツがどんどん怪しくなっていって、日本がペースを引き寄せ始めるんです。この辺りの時間帯から日本はポゼッションできるようになり、守備でもドイツのパスをひっかけることが出来るようになってきます。守備も攻撃も機能しはじめるんですね。


ドイツの監督はそれをみてか、後半22分にミュラーギュンドアンの二枚替え。ギュンドアンに代えてゴレツカ、ミュラーに代えてホフマン投入。結果論ですが、これは悪手でした。日本代表にとって最大の問題といっていいプレーヤーがいなくなったんです。この試合、「ドイツは選手を代えるごとに弱くなり、日本は選手を代えるごとに強くなっていった」と言われる事になる采配でした。ドイツ監督としては守備が怪しくなっていて、最終ラインで同数になるような場面を二回作られていたのでそこを何とかしたかったんでしょうけども。



本当にこの辺りからドイツは守備怪しくなっていて、後半22分にも吉田のロングフィードから酒井に抜け出されて最終ラインの所で二対二の状況を作られる羽目になってます。ドイツ、守備を何とかしないといけないって状況でした。最終ラインのところであんなに数的同数になるようだといずれ失点してもおかしくありません。一本のフィードで裏を取られてしまうような状況になってたんですドイツ。


ドイツは後半12分、15分、22分と三回も最終ラインで数的同数の守備を強いられており、テコ入れが必要な状況だったのは間違いない事です。



後半24分、本格的にドイツが怪しくなったのがココでした。ミュラーギュンドアンがいなくなって日本の守備がハマりはじめたんです。この時間帯以降、ドイツは効果的なビルドアップが出来なくなっていきます。日本の守備にドイツの選手は捕まってしまい、それ以前のような攻撃が出来なくなってしまったんです。


後半24分にドイツは立て続けに決定機を迎えますが、ここが本当に最後のドイツの決定的なチャンスでした。ここを凌ぎ切ったのが本当に大きかった。


ここから攻撃は手詰まり、守備も怪しい、ドイツはそんな状況に陥ってしまいました。要するに遂に日本の時間が来たんです。そしてそれを見てか、森保監督はここで畳みかけるように攻撃のカードを切ります。後半26分、田中碧に代えて堂安を投入。


そして後半27:35に日本に決定機が訪れます。遠藤のふわっとしたフィードをドイツのSBとCBの間でボールを受けた伊藤がPA内でシュート。これは本当に決定的なシーンでしたが、ノイアーに防がれ、こぼれたボールに詰めた酒井はシュートをふかしてしまいます。ここドイツの最終ラインが酷い守備やってて、右SBのズーレと右CBのリュディガーの間におかしなスペース出来てんですよ。なんでそこ開けた?という感じです。ドイツの最終ラインの守備がおかしいんですよね、ずっと。


これも後から見返してわかったんですが、ドイツの右SBズーレはこの後ドイツの2失点に関与することになります。


そんでもってここでリプレイみた本田が「ほらズーレが穴なのよ、わかる?もっとそこ狙っていけって」と仰っておられますわね。本当に的確な事しか言ってないんですわ解説者本田。攻撃でも守備でも真っ当な指摘ばかりです。



後半29分、森保監督は酒井に代えて南野を投入。ここで両WBが三苫に伊東、浅野のワントップに南野と堂安のシャドーという形に変更します。超攻撃的な布陣すぎて草という奴です。



そして日本が同点に追いついたのが後半29分35秒からの攻撃です。本田はこのシーン「三苫さんいける三苫さん」って三苫さん連呼オジサンになってるんですが、この時ね、ドイツがよくわかんない守備やってくれたんですね。ドイツのWGが日本のCBのプレスに前に出てくれたんです。動画で確認して欲しいのですが、これが決定的な結果を招くことになります。


ドイツのWGが前にでて、三苫は左サイドの高い位置でボール持てました。この時、ドイツのWGが守備ブロックにいないんです。これが何を意味するか。図でやるとこうなるんですが




WGが守備ブロックにいれば、あの場面ではWGとSBのダブルマークすればいいだけの場面でした。しかしWGは前に出てしまった。つまり三苫のカットインするスペースが開いたんです。そして三苫は空いた中央にカットイン。ここ、ズーレは三苫に振り切られているのでミキッヒは南野のマークをリュディガーに受け渡して三苫の対応に行くしかありません。


ここからドイツのマークが一個ずつずれていくんです。これはどうしようもない問題を引き起こすのですが、


リュディガーは南野をマークする

シュロッターベックは浅野をマークする

ラウムは堂安と伊東を同時にはマークできない


そう、ラウムが一人で二人を見ないといけなくなるんです。これはどうしようもないのです。


そして三苫は一人でズーレ、ミキッヒ、ゴレツカを引きつけてから南野へのスルーパス。この時、動画で確認するとわかるのですが、29:40のところでドイツの最終ラインの所でDFは三枚。一方で日本は4人なんです。もうどうしようもない。


かつてないほどの決定機になりました。そして南野のシュートはノイアーが前に掻き出すしかなかった。ファーに伊東が詰めていたのでファーに反らせば伊東に決められる。でも前にこぼれた所には堂安がいる。詰んでいたのです。あの時、あの瞬間の状況では。


びっくりするくらい綺麗なゴールを決めて日本は同点においつきました。



ところで自分はこのゴール決めた後、「ドローでいい」と思っていたのです。というのも、あんなゴール決めた後に三苫が空くことはもうないからです。あれをみたらドイツは三苫には絶対にWGとSBのダブルマークを動員して何もできなくさせます。もちろん、ダブルマークをやればドイツも攻撃の時にWGが上手く使えず、日本代表の前半みたいな事になるのですが、それはそれでいいのです。日本は同点で勝ち点1でも十分だったし。



ところが日本代表は同点で良しとしなかったんですね。というか、単純にドイツの穴と本田が連呼してた右SBのズーレが又やらかすんですが。



後半38分ですね、浅野が一本のロングフィードで抜け出すんですけど、誰が不味い守備やってたかというとズーレでした。



これです。ドイツの最終ラインは後半ずっと怪しい状況だったんですが、ここで右SBのズーレが最終ラインを崩してしまい、それが浅野の飛び出しが成功した原因です。


この後は皆さんご存じの通り、抜け出した浅野はノイアーのニアをぶち抜くスーパーシュート決めて日本は逆転に成功したんです。



日本に勝ち越された後、ドイツには試合をひっくり返す力はもう残ってませんでした。「ドイツは選手交代をする度に弱くなり、日本は選手交代をする度に強くなった」という試合評の通りです。ドイツの選手交代はまるで機能せず、日本の選手交代はドンピシャでしたから。


試合終了の笛が吹かれるまでもうドイツは前半のような攻撃は出来なくなっていた。一方で日本が逆に3点目いれるチャンスまであったほどです。


試合を見返してみて、やはりこの試合は本当に厳しい試合でした。前半で試合が壊れていてもおかしくなかったし、後半の24分くらいまではドイツが圧倒的でした。しかし、そこを一失点で凌いで日本の時間が来るまで耐える事ができた。そして日本の時間が来た時に少ないチャンスをモノにしてドイツより美しいゴールを二つ決めて日本は勝ったわけです。



サウジアラビアがアルゼンチンを倒し、日本はドイツを下した。今回のW杯は史上かつてないほどのジャイアントキリングが吹き荒れる大会となっています。