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クラスメソッド、Slackの投稿ログを収集してデジタルフォレンジックや内部統制に役立てられるデータアーカイブ基盤を提供

 クラスメソッド株式会社は13日、チームコミュニケーションツール「Slack」へのメッセージ投稿と編集・削除のログを残し、デジタルフォレンジックや内部統制に役立てられる「Slackデータアーカイブ基盤」の提供を開始した。

 クラスメソッドでは、Slackの導入企業においては、社内の主要なコミュニケーションの場としてSlack上での会話の円滑化・活性化が大切になっているほか、インシデント発生時には状況把握や原因究明の重要な手がかりともなると説明。また、社内の稟議ワークフローなど、重要な意思決定や業務に組み込まれて使用されるケースもあり、内部統制を適切に行うためにも、Slack内で共有されたファイルや発言内容の記録管理の重要性は増しているとしている。

 Slackデータアーカイブ基盤は、こうしたニーズに対応し、Slackに投稿された発言やファイル、URLリンクなどのデータを、顧客企業専用に構築されたクラウド上のデータアーカイブ基盤に収集・蓄積し、顧客のSlack運用を支援する。

 Slack上でのやりとりについて、編集・削除されたメッセージや添付ファイルまで、あらゆる履歴を記録でき、他のBIツールとも連携が可能となるため、コミュニケーションの可視化や異常検知・予測、証跡としての管理など、多岐にわたるデータ活用が可能となる。

 これにより、ユーザー間のつながり可視化や、発言頻度やスタンプなどの計測によるユーザーの不調検知・予測などコミュニケーションの可視化が行える。また、ハラスメントやインサイダー取引などのインシデント発生後調査、発言記録や共有ファイルの証跡保管などのデジタルフォレンジック利用、稟議やその他の意思決定にともなう情報共有の証跡保管などの内部統制に利用できる。