米Googleは5月21日(現地時間)、GAAD(Global Accessibility Awareness Day)に合わせてアクセシビリティ関連の新機能を幾つか発表した。
Googleマップの[設定]に新たに追加される項目[ユーザー補助の設定]で「車椅子対応の場所」を有効にしておくと、場所を検索または表示した際に、出入り口や座席、トイレ、駐車場などが車椅子対応になっているかどうかが表示されるようになる。車椅子利用者だけでなく、ベビーカーや高齢者にとっても重要な情報だ。
これらの情報は主に、ローカルガイドとGoogleマイビジネスのオーナーが入力しているものだ。
この機能は現在ロールアウト中(筆者のGoogleマップにはまだ表示されなかった)。
「音声文字変換」はGoogleが昨年2月に発表した、耳の不自由な人のために、周囲の音声を画面にテキストとして表示するアクセシビリティアプリだ。
以下の3つの新機能が追加された。
このアプリはPixelシリーズにはプリインストールされており、その他のAndroid端末ではGoogle Playストアからダウンロードできる。
「音声増幅」も音声テキスト変換とともに昨年2月に発表された、補聴器のようにノイズを除去して人の声を聞き取りやすくするアクセシビリティアプリ。
新たにBluetoothヘッドフォンに対応した。また、Pixelシリーズでは、YouTube動画、音楽、Podcastなどで再生する音声も増幅(会話の音を増幅し、BGMの音量は下げるなど)が可能になった。
こちらもPixel以外のAndroid端末でもGoogle Playストアからダウンロードできる。
「Action Blocks」は昨年10月に発表された、認知障害者のためのアクセシビリティ機能。このたびアプリとして公開された。「Googleアシスタント」ができる操作(アクション)の組み合わせを1つのかたまり(ブロック)にまとめ、大きなボタンとしてホーム画面に配置できる。
例えば特定の相手に電話したり、お気に入りのコンテンツを視聴したり、スマートランプを操作したりを1つのボタンで操作できる。
本稿執筆現在、まだ日本語化されてはいないが、ボタン名は日本語で付けることはできるので十分使える。
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