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雨がどんなルートを通って海に流れ着くのかシミュレートできる「River runner」


陸地に降った雨は地面に染みこんだり川に流れたりして、最後は海まで流れていきます。雨がどんなルートを通って海に流れ着くのか、実際の地図と照らし合わせてシミュレートできるサイトが「River runner」です。

River Runner
https://river-runner.samlearner.com/

River runnerのページにアクセスすると、このようにアメリカの地図が表示されます。River runnerは記事作成時点ではアメリカで降った雨のシミュレートしかできません。


使い方は、雨を降らせたい場所を地図上で選んでクリックするか、右上の検索ボックスから場所を入力して直接指定するだけ。今回はワシントンD.C.付近をクリックしてみました。


しばらくロードを行った後、シミュレーションがスタートします。実際の様子は以下の動画で確認できます。

雨の流れを確認できるシミュレーション「River runner」でワシントンD.C.付近からの雨の流れを確認してみた - YouTube


ワシントンD.C.付近に降った雨は、まずUnnamed River/Stream(名前のない川、もしくは小川)を3km、Oxon Run(オクソン・ラン)を6km通過し、Potomac River(ポトマック川)に入ります。


そして、ポトマック川を169kmにわたり流れ続けると……


チェサピーク湾まで流れ着きました。


シミュレーション中は、流れを一時停止したり、シミュレーションの速度を変えたりできます。


シミュレーション終了後は、川の名前にカーソルを合わせることで強調表示させることもできます。


次は少し内陸に寄ったウェストバージニア州で試してみました。


シミュレーションの様子は以下の動画で確認できます。

雨の流れを確認できるシミュレーション「River runner」でウェストバージニア州からの雨の流れを確認してみた - YouTube


River runnerは、イメージがつきにくい「雨が実際にどんなルートを通るのか」というシチュエーションを確認できる、知的好奇心がくすぐられるサイトでした。

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in レビュー,   ネットサービス,   動画, Posted by log1p_kr

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