こんにちは、インスタントラーメン大好き、フリーライターの沢木毅彦です。
袋めんタイプのインスタントラーメンを、週に5回は食べています。
うん十年も都内で一人暮らしをしていて、自宅デスクワークが大半のため、都知事に要請される前からステイホームの毎日。
そこで今回は長い独身生活で生み出した、食材のちょい足しで、袋めんをよりおいしく食べる方法を紹介します。とにかく簡単かつ、毎日食べても飽きない5食です。
使う具材は、まず安いこと。
リッチではない当方、袋めん本体も含めて1食100円以内を常に心がけています。
今回は外出自粛モードに従い、スーパーで1週間分をまとめ買いしました。なので、7日間保存できる物限定、傷みやすいモヤシなどは除外しました。
袋めんはどれも5個入りで1食35円~45円くらいのお安いものをチョイス。ちょっとの手間と工夫で、高価な袋めんと変わらぬうまさになります。
野菜の量はアバウトに食べたいだけ。
笑っちゃうくらい超簡単レシピなので、笑っていただけたら幸いです。
いりこ出汁入り醤油ラーメン
シンプルな醤油ラーメンの場合、いりこ出汁のちょい足しが僕のデフォルトです。
材料
- 醤油ラーメン(袋めん) 1袋
- 付属の粉末スープ
- 水 450ml
- 粉末のいりこ出汁(和風だしなら何でも戦力になります) 大さじ1
- ゆで卵 1個
- 海苔 1枚
- 長ねぎ 適量
作り方
袋めんを指定どおりの時間でゆでます。水の量は500mlを規定にしている袋めんが多いですが、当方は濃いめの味が好きなので450mlにしています。
安い醤油ラーメンを購入したので、スープには乾燥ねぎすら入っておらず、味がむっちゃ淡白。なので、いりこ出汁大さじ1を入れます。
ゆで卵、海苔、長ねぎをトッピングして完成です。どうですか、このチープな絵ヅラ。
だが、うまい。
袋めんの風味を殺さずにグレードアップさせるには、これくらいシンプルなのがいいんです。もっとコクがほしい場合は、さらにいりこ出汁を追加しましょう。
天かす&ショウガ入り醤油ラーメン
いわゆる「たぬきラーメン」です。
材料
- 醤油ラーメン(袋めん) 1袋
- 付属の粉末スープ
- 水 450ml
- 天かす 大さじ2〜3
- すりおろしショウガ 大さじ1〜2 (チューブのものより断然すりおろしを推奨)
- 長ねぎ 適量
- 温泉卵 1個
作り方
作り方は極めて簡単。普通に袋めんを作ってトッピングするだけ。
ノリは立ち食いの天ぷらそば。上等なかき揚げをドンと乗せるのもいいですが、なぜかチープな袋めんには天かすが合うんですよね。
そして、ショウガで風味増し増し。温泉卵の黄身がトロリとあふれて天玉そば感をもたらしてくれます。
ゆで干し大根入り塩ラーメン
続いて塩ラーメン編です。
材料
- 塩ラーメン(袋めん) 1袋
- 付属の粉末スープ
- 水 500ml
- ゆで卵 1個
- キャベツ 適量
- 長ねぎ 適量
- ゆで干し大根(切り干し大根でもいいですが、甘味がやや劣るように思います) ふたつまみ程度
作り方
まずはスープの下準備。500mlの水でゆで干し大根を戻しておきます。だいたい15〜20分。ちょっと水を多めにしたのは、ゆで干し大根が水を吸収するからです。
ゆで干し大根を取り出した水で袋めんをゆでます。ゆで上がる1〜2分前にキャベツを鍋に投入。ゆで干し大根の甘味のあるスープには、甘味の出るキャベツが合うんです。
水で戻したゆで干し大根、ゆで卵、長ねぎをトッピングして完成。
スープの味が淡白に感じられる場合は、ゆで干し大根に醤油を少し垂らすとコクが出ます。
カレー風味塩ラーメン
塩ラーメンとカレー粉の相性は抜群です。
材料
- 塩ラーメン(袋めん) 1袋
- 付属の粉末スープ
- 水 450ml
- ソーセージ 1本
- ブロッコリー 2房(それぞれ半分にカット)
- カレー粉 大さじ1〜2
- 玉ねぎ 適量
作り方
粉末スープと一緒にカレー粉を丼に入れておき、袋めんがゆで上がる1〜2分前にブロッコリーとソーセージを鍋に投入。
ゆで干し大根入り塩ラーメンと同じ袋めんを使用したのに、別物の味になりました。
カレー風味の場合、薬味は長ねぎよりも玉ねぎが合います。スライサーでオニオンスライスを作り、食べやすい大きさにハサミで切って、生のまま投入します。
袋めんに立派なチャーシューはどうにもフィットしません。ビジュアル的に態度がデカそうに映るし、味も「な、ジューシーだろ?」という感じで自己主張が強すぎます。
なので個人的にソーセージもしくはハムを好んでいます。
野菜はブロッコリーにこだわらず、お好みのものを入れてください。
溶き卵&ゴマ油が決め手の味噌ラーメン
醤油、塩を堪能したら、最後はもちろん味噌。
材料
- 味噌ラーメン(袋めん) 1袋
- 付属の粉末スープ
- 水 450ml
- 大根 適量
- ニンジン 適量
- 乾燥ワカメ ひとつまみ
- 長ねぎ 適量
- ゴマ油 大さじ1
- 生卵 1個
- 一味とうがらし 適量
作り方
袋めんと一緒に大根、ニンジン、乾燥ワカメを鍋に投入してゆでます。
火を止めたのと同時に生卵を割り入れ、素早くグシャグシャと混ぜます。このタイミングが大事。煮過ぎるとフワフワ感が失せてしまいます。別の器で溶き卵を作っておいて回しかけてもいいですが、洗い物が増えてしまいます。
長ねぎを乗せ、ゴマ油を垂らし、お好みで一味唐がらしを追加。
根菜類と卵によって豚汁のような贅沢感を味わえ、ゴマ油でうまみが格段にアップします。
さらにちょい足しするとおいしくなる薬味
ラーメンにコショウをかけるのは定番ですが、醤油ラーメンと味噌ラーメンはラー油の追加もイケます。
外出自粛のおかげで誰にも会わないので、生ニンニクをためらわずに入れられるのも嬉しい。どのラーメンとも相性抜群なので、袋めんには生ニンニクをグシャッと絞って入れます。
他にはキムチも戦力になります。
居酒屋などで隣り合った初対面の人と話す時、話題が途絶えたら「袋めんはどうやって食べてますか?」と聞きます。
年配のおじさんから若い女性まで、まず話が広がります。
それぞれに好きな味があって、おすすめのアレンジを得意そうに教えてくれます。
今回挙げたのは、あくまでも一例。
あれこれ考えて無限にアレンジがきく国民食「袋めん」。
この先も飽きるなんてことは絶対にないでしょう。
書いた人:沢木毅彦
インタビュー、映像作品レビュー、企業取材、配信サイトの番組紹介などをやっているライター。居酒屋でスマホいじりながらの一人飲みが最大の贅沢。食事は自炊派で、作るのが簡単な麺類を愛好。米のごはんは週1回程度でOK。その際は納豆か卵は必須。外食ならラーメンは天下一品のこってり、カレーはcoco壱番屋の10辛。激辛好き。巨人ファン。