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ロケッツとウィザーズ間でラッセル・ウェストブルックとジョン・ウォールのトレードが成立

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Russell Westbrook, John Wall

12月2日(日本時間3日)、ワシントン・ウィザーズがヒューストン・ロケッツとのトレードでラッセル・ウェストブルックを獲得し、代わりにジョン・ウォールとプロテクト付きの1巡目指名権を送ったことが発表された。

以下、ウィザーズの公式リリース抄訳。

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ウィザーズのトミー・シェパード・ゼネラルマネジャーは「チームの現状と長期的プランを見据えた時、ラッセルほどの選手を獲得できるこの機会を見逃すわけにはいきませんでした」と語っています。

「とは言え、このフランチャイズ史上最も偉大な選手のひとりであるジョンと別れるという決断は、非常に難しいものでした。彼のこのチーム、そしてコミュニティにとってどれほどの存在だったのかは計り知れないものであり、決して忘れることはありません」。

ウェストブルックはオクラホマシティ・サンダー(2008~2015年までウィザーズのスコット・ブルックス・現ヘッドコーチの下でプレイ)とヒューストンで合わせて878試合に出場し、平均23.2得点、8.3アシスト、7.1リバウンド、1.7スティールを記録しています。2016-17シーズンにはリーグMVPに選出され、ここ10年で最も多くの賞を獲得してきた選手のひとりです。オールNBAチームには9回(ファーストチーム2回、セカンドチーム5回、サードチーム2回)、オールスターにも9回(オールスターMVPが2回)選出されています。さらにシーズンを通して平均トリプルダブルを記録したNBA史上ふたりしかいない選手のひとりです(もうひとりはオスカー・ロバートソン、ウェストブルックは2016~2019まで3シーズン連続)。

昨季はロケッツで57試合に出場し、平均27.2得点、7.9リバウンド、7.0アシスト、1.6スティールを記録し、オールNBAサードチームに選出されました。その活躍はコート内にとどまらず、2014-15シーズンにはNBAケアーズ・コミュニティ・アシスト賞を受賞しています。

ブルックスHCは「ラッセルのコート上での功績はもちろんのことだが、その勝利への執念は別格です」と話しています。

「彼と再び力を合わせることはとても楽しです。その一方で、ジョンに別れを告げることには寂しさがあります。彼は私がこれまでコーチしてきた選手のなかで、最もタフで、優れた能力を持った選手です。彼の今後の成功を心から願っています」。

(中略)

ウォールは2010年のNBAドラフトの全体1位でウィザーズが指名。通算541試合で平均18.9得点、9.2アシスト、4.3リバウンドを記録しました。オールスターに5回選出され、2016-17シーズンにはオールNBAサードチームに選出、そして2016年にはNBAケアーズ・コミュニティ・アシスト賞を受賞しています。通算アシスト数とスティール数ではウィザーズの歴代1位です。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ