おはようございます、変化を楽しみたい ザキヤマです。


そろそろサイバーエージェントの決算だったりするので、サイバーエージェントのことを。ということで、久しぶりに各事業別でどの程度の人員がいるのか気になったので 直近5年間(2016年9月期〜2020年9月期)の推移を調べてみたいと思います。

▼直近5年間の従業員数推移
サイバーエージェント_従業員数_人員
※サイバーエージェント2020年通期決算説明会資料より数字参照

2016年9月期からの直近5年間の従業員数と各事業セグメントにおける人員数推移をまとめてみましたので、まずはこちらから。2016年9月末時点で3,971人だった全従業員数は、2020年9月期末には5,493人と、4年で約1,500人の増員となっております。

主要事業における変化を見てみたいと思います。

・主要事業における従業員シェア
●2020年期9月期末
ゲーム:1,826人(シェア33.2%)
ネット広告:1,871人(34.1%)
メディア:804人(14.6%)

●2018年期末(2年前)
ゲーム:1,453人(シェア29.1%)
ネット広告:1,900人(38.1%)
メディア:767人(15.4%)

●2016年期末(4年前)
ゲーム:1,253人(シェア29.6%)
ネット広告:1,778人(39.1%)
メディア:560人(12.3%)

最新の各セグメントにおけるシェア率は ザックリ見て ゲーム3.5:広告3.5:メディア1.5

変化としては2年前で見ると、ゲーム3:広告4:メディア1.5 となっており、この2年でゲームセグメントに掛ける人員シェアが増えて、広告セグメントに掛ける人員シェアが減っていることがわかります。人数で見ても、ゲームは2年前比で373人増員しておりますが、広告は29人減少しております。

また、ABEMAへの注力・拡大もありメディア事業の大幅増員もありそうな予感がしましたが、2年前比で37人増員でシェアは変化無し と予想に反して大きな変化はありませんでした。ただ余談として、2年前はメディア事業の従業員数表記は「既存事業」と「先行投資事業」の2つに分かれていたと記憶しております。それが一本化するという表記の変化はありましたので、勝手な推測ながら 少しフェーズが変わってきたのかもしれません。


▼5年間の従業員数推移+各事業の売上推移
サイバーエージェント_従業員数_業績込み

5年間の従業員数推移に各事業の売上・営業利益推移を加えてみたいと思います。参考として1人あたり売上についても算出しております。各セグメントにおける1人あたり四半期売上はザックリ下記のとおり。

・1人あたり四半期売上(2020年9月期の1年間)
ゲーム:2,000-2,500万円/Q
ネット広告:3,500-4,000万円/Q
メディア:1,600-2,000万円/Q

直近1年間は上記レンジでの推移となりますが、変化としては、増員の大きいゲーム事業については2年前比で見ると1人あたり売上が減少傾向、ネット広告については増加傾向、メディア事業も直近1年間で増加傾向 となっております。

ネット広告については、人員が減少しているにも関わらず、収益性を上げている点に組織の強さを感じます。また、メディア事業についても直近で収益性が増していることが見て取れ、今期の進捗に期待したいところです。

以上、サイバーエージェント直近5年間の事業別従業員数推移となります。今後も変化に合わせた人員配置コントロールに注目したいと思います。今日はこの辺で。

[東京都立 戯言学園]  
Facebookページはコチラ
ストアはコチラ