Google、検索サービスの稼働状況を掲載する検索ステータスダッシュボードを公開

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検索関連のシステムの稼働状況を知らせるための Google Search Status Dashboard(Google 検索ステータス ダッシュボード)を Google は公開しました。

検索に問題が発生しているかどうかを表示

具体的には、次の検索システムのステータスを Google 検索ステータス ダッシュボードは掲載します。

  • Crawling(クロール)
  • Indexing(インデックス)
  • Serving(検索結果の配信)

ステータスは次の 4 タイプです。

  • Available(使用可能): システムが正常に稼働
  • Service information(情報あり): ステータスに更新または変更あり
  • Service disruption(障害発生): サービスのパフォーマンスに低下あり
  • Service outage(サービス停止): 相当な範囲でサービスが機能しておらず、多数のサイトにやユーザーに影響を与えている
Google Search Status Dashboard

ダッシュボードでの通知方法

大規模な範囲で多くのサイトが影響を受けている障害が発生している状況がダッシュボードの対象です。
1 つ 2 つのサイトが影響を受けているような障害はダッシュボードには現れないでしょう。

大規模な障害が起きていることを確認すると 1 時間以内にダッシュボードに反映するようにします(絶対ではなく目標)。
その後は 12 時間以内に更新します。

過去 7 日間の状況をダッシュボードでは確認できます。
ダッシュボードで報告された問題は過去 5 年分が履歴ページに保存されます(時間は太平洋時間)。

また障害の種類によっては、対処策を提案することもあります。

Gmail や Google カレンダー、Google ドライブなど Google Workspace に含まれるサービスに対しては、稼働状態を確認するためのダッシュボードが以前から提供されていました。

検索サービスに関してはそういったものはなく、Twitter やヘルプコミュニティでのアナウンスが主でした。
見過ごしてしまえばそれまでです。
しかし、今後は固定の場所で常に状態を確認できます。

何かおかしいなと感じたときはチェックしましょう。
自分のサイトだけの問題なのか Google 側の問題で他のサイトにも影響しているのかを切り分ける手がかりになります。

RSS リーダーを使っている(昔ながらの)人は RSS フィードが提供されているので登録しておくといいでしょう。

Google 検索ステータス ダッシュボードの詳細は検索セントラルのドキュメントで読めます。
日本語ページもできています。