リッチリザルト テストが記事の構造化データをサポート、通常ページのschema.org/Articleを検証可能に

[レベル: 中級]

リッチリザルト テストが、記事の構造化データ (schema.org/Article とそのサブタイプ)に対応しました。

リッチリザルト テストで記事の構造化データを検証する

リッチリザルト テストは先日正式版になり、すべてのリッチリザルトに使われる構造化データを検証できるようになりました。
ところが裏を返すと、リッチリザルトに使われていない構造化データは検証の対象外でした。

そのため、通常のページにマークアップした記事の構造化データをリッチリザルトは検出しなかったのです(ただし AMP ページの記事構造化データは検出できていた)。

BlogPosting 構造化データなし
※BlogPosting でマークアップしているのに パンくずリスト (BreadcrumbList) しか検出していない

しかし、今回の改良で通常ページでも、記事の構造化データを検出するようになりました。

記事の構造化データをリッチリザルト テストが検出

記事の構造化データをリッチリザルト テストが検出

リッチリザルト テストが対応したので、記事の構造化データをマークアップしているサイトは検証が可能になり一安心です。

通常ページの記事の構造化データの使われ方

通常ページにマークアップした記事の構造化データは、AMP の場合と同じようにトップニュースで利用されるのだと思います。

PC検索のトップニュース

PC検索のトップニュース

必須ではありませんが、記事の構造化データをマークアップしておくと、PC 検索でのトップニュースでの掲載の確率が高まるようです。

もっとも、ページの内容を Google が理解する手助けする役割も構造化データは担っています。
したがって、リッチリザルトに使われなかったとしてもマークアップする価値はあります。