【Twitterでバズったごはん Vol.37】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。
Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載をお届けします。第37回目に注目したのは「焼きういろう」です。
今回、作家・名古屋めし料理家のSwindさんがツイートした「小倉トーストの名古屋アレンジ」が3.6万人いいね(2021年10月21日現在)がつくほど話題になりました。フライパンでういろうの両面をこんがり焼いて、好みでバターをのせて味わうというレシピです。では、ツイート主のSwindさんに、お話を伺ってみます!
いいですか、ういろうは焼いてください!
— Swind/神凪唐州@名古屋めしの人🍙 (@swindprv) September 25, 2021
厚めにスライスしたういろうを油を引いて温めたフライパンに乗せて両面こんがりと焼くだけ
表面がパリッとなって中がフワトロもっちもち、まるでフレンチトーストのような超新感覚の「焼きういろう」がマジですごいんです!
バターを乗せたらPerfectです! pic.twitter.com/4OjB0lYEbY
−−今回の「焼きういろう」は、どのように思いついたのでしょうか?
Swindさん:「焼きういろう」は、ういろうの名店へインタビューにお伺いした際に教えていただきました。ういろうを焼くという発想が今までにまったくなく、インタビュー中に「えー!? 焼いちゃっていいんですか!?」と思わず言ってしまいました(笑)。教わった方法をベースに実際に焼いてみたら、今まで味わったことがない味わいでまた驚きです。まったく新しいういろうの魅力を発見することができました。
−−ういろうを焼くとおいしいということを、まだご存知ない方も多いかもしれませんね。おいしく作るコツはありますか?
Swindさん:素焼きではなくフライパンに油を少し塗るのがポイントです。油っこくなることはなく、表面がパリッと仕上がります。また、油が少ないとフライパンにくっついてしまい、せっかくのおいしいカリカリ部分がはがれてしまう可能性もありますので、少し多めに油をひいてください。焼くときの油はバターではなく、サラダ油や米油など、クセのない油がおすすめです。ちなみに、バターは後のせがおいしいと思います。
−−実際に召し上がってみて、どのような味わいでしたか?
Swindさん:「え!? 焼くとこうなるの!?」と、とにかく驚きの味わいでした。特にびっくりしたのが食感で、表面がパリッ、中がふわ〜りとろりもちもちっと、何ともすてきな新食感になりました。バターのおいしさが加わることで、ぐっと洋風に近づきます。個人的にはフレンチトーストやクレームブリュレを思わせる雰囲気だと感じました。
−−ういろうの新たな味わいをぜひ試してみたくなります。アレンジができるなんて知りませんでした。
Swindさん:インタビューをさせていただいた名店のツイートでは、あんこ入りのういろうを使った「あんバター焼きういろう」が紹介されていました。こちらもおすすめアレンジです!
−−では最後に、バズったことでどのような反響がありましたか?
Swindさん:名古屋を中心に多くの方が「やってみたい!」「久しぶりにういろう買ってみよう」と、返信や引用リツイートで仰っていたのが非常に印象的でした。ツイートをきっかけにういろうの魅力を再発見してもらえたのならとってもうれしいです!
名古屋のおみやげとしても人気のういろうを、さらにおいしく味わえるアレンジレシピ。名古屋めしの可能性がどんどん広がっていきますね! ぜひ、Swindさんのツイート先を覗いてみて、ういろうの進化した味わいを楽しみながら、名古屋めしの未来を探ってみませんか?
(TEXT:八幡啓司)
Swind/神凪唐州@名古屋
作家、ライター、名古屋めし料理家、youtuberなど、多岐にわたって活動中。ナゴヤビト「小倉トースト部」の部長でもあり、名古屋めしの魅力を精力的に伝えている。
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