Search ConsoleのURL検査ツールで使う「インデックス登録をリクエスト」機能が利用再開

[レベル: 初級]

Search Console の URL 検査ツールで利用する [インデックス登録をリクエスト] 機能がようやく復帰しました。

Google 検索セントラルの Twitter 公式アカウントからアナウンスがありました。

年内の再開に間に合った

インデックス登録リクエスト機能は10 月半ばに無効になりました
一時的のはずが、URL 検査ツールの [インデックス登録をリクエスト] のリンクがグレーアウトして使えない状態が 2 か月以上は続いていました。

現在グレーアウトは解除され、元のように使えます。

インデックス登録をリクエスト

インデックス登録をリクエスト

なかなか復旧しないため、このまま廃止になってしまうのでは? とヤキモキさせられました。

年内には戻るだろうと John Mueller(ジョン・ミューラー)氏がコメントしていたとはいえ、こちらも期待半分不安半分でした。
結果的にはそのとおりで、年を超すことなく再開です。

なお、機能自体には以前と同じです。
新しい特徴が追加されたとか、性能が良くなったとか、インターフェイス・使い方が変わったということはありません。

平時のインデックス送信はサイトマップで。リクエストしてもインデックスは保証されない

インデックス登録をリクエスト機能に関連する注意喚起も検索セントラルの Twitter アカウントはあわせて投稿しました。

  1. URL が多数ある場合は、Search Console でインデックス登録をリクエストする代わりにサイトマップを送信すること
  2. インデックス登録をリクエストはインデックス登録を保証しない――私たちのシステムは、高品質で有益なコンテンツをすみやかに登録することを優先する

僕のブログでも繰り返し言っているように、[インデックス登録をリクエスト] は日常的に使うツールではありません。
小規模なサイトなら、既存ページ、特にトップページからリンクを張っていれば普通はすぐにインデックスされます。

リクエストしないとインデックスされなかったとしたら、それはサイトの品質に問題がある可能性を疑います。
つまり、急いでインデックスするほどの価値はないと Google にみなされてるのかもしれません。

あるいは、クロールを阻害するような技術的な問題があるのかもしれません。

そもそも、「インデックス登録リクエスト=実際のインデックス登録」ではないことにも注意が必要です。

リクエストしてもインデックスされないことがありえます。
それに、いったんインデックスされても、低品質であればインデックスから消されてしまうこともあるでしょう。

また、日々多くの新規ページを公開したり更新が頻繁だったりする大規模サイトでは、クロール対象の URL をサイトマップ経由で Google に通知すればクロール効率化に役立ちます。

小規模サイトではサイトマップ送信は必ずしも必要ではありませんが、送信して悪いということはありません(ただし、インデックスさせる URL だけを含める)。
RSS フィードを配信しているのであれば、RSS をサイトマップとして登録しておけば、新着記事の URL を Google が発見する手助けになります。

それでも、[インデックス登録をリクエスト] が便利なツールであることは事実です。
使えなくなっていたこの 2 か月の間に、僕も急ぎで再クロールしてほしい場面があり(構造化データを間違えた💦)、この機能を使おうとして「あー、使えなかったんだっけ」と歯がゆい思いをしました。

[インデックス登録をリクエスト] の復旧は僕たちにとっては嬉しいクリスマスプレゼントになりましたね。