短い記事 2022年3月24日

おでんにカレー粉を足すだけでスープカレー

乱暴に言ってしまえば、「おでんにカレー粉を足すだけで、それはもう完全にスープカレーである」と、そういうことを言いたいだけなんですが、よかったら聞いてってもらえます?

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

前の記事:みんなの「ダメウマい飯」におべべを着せよう


最低限のスープカレーならばけっこう単純

そもそも、基本的にどんな料理も、カレー味にしてしまえばそれはもうカレーだと僕は思っています。つまり、「すべての料理はカレーである」はちょっと言いすぎにしても、「すべての料理はカレーのもとである」までは、言っちゃっていいと思うんです。

ところで、つい半年くらい前は「いや〜肌寒くなってきねぇ。そろそろおでんが食べたい季節だよねぇ」なんて言ってたのに、しれっとフェードアウトしようとしてません? おでんの季節から。待って待って! おでんは季節問わず優秀だから、まだまだ忘れないであげて!

というのもですね、話がころころ変わって面目ないんですが、「カレーライスの作りかたが想像できない」という人は、あんまりいないですよね? ところが、スープカレーは? と聞かれると、ちょっと敷居が高かったりしません? でまた、スープカレーって、普通のカレーよりはメジャーなメニューでないので、レトルトや「素」の選択肢も少ないんですよね。しかも、けっこういい値段したりする。

ところが実はスープカレー、「それなりのだしと塩気が効いた汁にカレー粉を足してしまえばできる」というのが僕の持論なんです。そりゃあもちろん、専門店のようなハイクオリティな味には及ばないかもだけど、ひとまずスープカレー欲を満たせるものはそれでできると。

いったん広告です

作ってみましょう

そこでおでんが登場するわけです。

01.jpg
1パックで198円でした

あとはもう、タイトルでも冒頭でも述べたとおりなんですが、まぁやっていきますね。

02.jpg
これを鍋にあける

あ、ちなみにこのとき、てきとうな練りもの、こんにゃく、こんぶあたりを取り出して刻み、

03.jpg
ごま油とめんつゆかなんかで炒めたりしておくと
04.jpg
箸休め的なサイドメニューが1品追加されてお得です

まぁ、面倒だったらやんなくていいですけど。

で、ここに、

05.jpg
カレー粉を加えるわけですが

このとき、

06.jpg
安い鶏手羽肉

なんかを2、3本ほうりこんでおくと、ぐっと動物性の旨味と食べごたえが増していいんですよね。まぁ、面倒だったらやんなくていいですけど。

07.jpg
あとは煮立たせて
08.jpg
目分量でカレーを粉投入

味見しながら。万が一塩気が足りなければ足してもいいかも。あんまり必要ないと思いますが。

09.jpg
熱々になったら完成です
10.jpg
はい完全にスープカレー!

これがですね、もちろんベースは和風ではあるんですが、スパイスたちがかなり強引だから、本当になんの違和感もなく美味しいスープカレーなんですよ。

11.jpg
そりゃあ
12.jpg
見た目はちょっと違和感あるかもだけど

基本カレー味だし、どの具材もまずくなるはずがないんでね。

13.jpg
特にほくほくの大根がいいんだ

というわけで、お手頃&お手軽にスープカレー欲を満たすための、ちょっとしたご提案でした〜。たっぷり作ったおでんのアレンジにもぜひ。

▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←
ひと段落(広告)

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ