米Microsoftは6月16日(現地時間)、同社取締役会がサティア・ナデラCEOを全会一致で取締役会長に選出したと発表した。現会長のジョン・トンプソン氏は筆頭独立取締役に選出された。
ビル・ゲイツ氏が2006年にCEOを退任(2014年には会長も退任、2020年には取締役も退任)して以来、同社のCEOが会長を兼任するのは初めてだ。
Microsoftは発表文で「この役割で、ナデラ氏は取締役会の議題を設定する作業を主導し、ビジネスに関する同氏の深い理解を生かして適切な戦略的機会を高めていく」としている。
ナデラ氏は1992年に米Sun MicrosystemsからMicrosoft入りし、サーバ部門、ビジネスソリューション部門などを経て、2008年2月にオンラインサービス部門の上級副社長としてBingの立ち上げや米Yahoo!との提携を手掛けた後、2011年にサーバ&ツール部門社長に就任。スティーブ・バルマー氏のCEO退任を受けて2014年にCEOに就任し、クラウドとAIを重視する戦略で同社を牽引してきた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR