ビジネス

「無印良品」内に調剤薬局がオープン 「クオール薬局」と組み健康領域に参入

 良品計画は、医薬品や健康情報の提供などを含む“健康領域”に参入する。第一弾として7月20日に、新潟・上越市で運営する世界最大級の店舗「無印良品 直江津」(約5830平方メートル)内に、「まちの保健室」コーナー(132平方メートル)を設ける。「無印良品」の商品で、疾病予防や心身の健康維持に役立つアイテムをまとめて陳列すると共に、「クオール薬局」のクオールホールディングスと組んで調剤薬局も展開する。

 “健康領域”への参入は、「高齢化やコロナ禍により、健康への関心と不安は増している」「日頃の生活習慣や環境を整えるきっかけを作り、自分の健康と気軽に向き合える場を目指す」(広報)といった考えから。「無印良品」では、こうしたウエルネス分野を予防、維持、治療に分け、薬局など外部企業と協業しながらカバーしていく。

 直江津の「まちの保健室」コーナーのグランドオープンは8月1日で、調剤開始も同日。同コーナーは物販、薬局のほかに、タニタの機器を使った血圧や筋肉量、体脂肪率などの測定スペースも設置。また、「健康体操講座」「薬剤師の漢方講座」「子育て大学」(どれも参加無料)など、健康に関するイベント・セミナーも定期的に開催し、「気軽に測って、聞いて、話して、すっきりして帰る、誰でも立ち寄れる場所」を目指す。

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