IEの栄枯盛衰を振り返る ～ここ28年間のWebブラウザーのシェアを振り返る動画がエモい

ここ28年間のWebブラウザーのシェアを振り返る動画

　とうとう「Internet Explorer 11」が（ほとんど）廃止されました。毀誉褒貶相半ばする「Internet Explorer」ですが、最近の若い人にとって、それがどれだけ大きな存在であったのかを想像するのは難しいかもしれませんね。

　そこで、ここ28年間のWebブラウザーのシェアを振り返る動画はいかがでしょうか。

Internet Browser Usage over the years.#googlechrome#internetexplorer#applesafari#apple#google#microsoftpic.twitter.com/i6snHtRubE

— Ooboontoo (@ooboonto)June 11, 2022

　以前にもこの手の動画は紹介したことがあるのですが、そのときは「どのブラウザーが首位に立っていたか」がメインだったので棒グラフであらわされていました。勢力（シェア）を振り返りたい場合は、今回のような円グラフの方が見やすいですね。

　最初は微々たる存在であった「Internet Explorer」が一気に「Netscape Navigator」を打ち負かしたものの、後発の「Firefox」や「Google Chrome」にまくられて沈んでいく様子が大変わかりやすいです。

「Netscape Navigator」一強時代。このころはみんなWebブラウザーにお金を払っていました。右上にいる変な奴は「Mosaic」といって、Webの黎明期を支えた歴史的なWebブラウザーでした

「Internet Explorer」の全盛期。OSにバンドルして「Netscape Navigator」を駆逐し、独自仕様を押し付けたとの批判もありますが、現在のモダンWebに通じる先進機能が積極的に搭載されていたことも評価すべきでしょう（なお、セキュリティ……

「Internet Explorer」一強時代に風穴を開けた「Firefox」。現在のシェアにびっくりするとともに悲しむリプライも

みんな大好き「Google Chrome」。次に覇権を握るのは誰？――それとも、VRなどのまったく新しいパラダイムへシフトするのか

　このグラフだけでは伝わらない紆余曲折（バンドル問題、裁判、オープンソースの台頭などなど）もあるのですが、それはまた別の機会に。